◉コミュニケーションとはシェアすること◉


前回、私たちが普段何気なくとっている
コミュニケーションの8割が
ミスコミュニケーションになっているという
話をしました。

詳しくはこちら↓
https://note.mu/erikokitazawa/n/n38a6f8910bc5

コミュニケーションがミスしてる…。

自分が発信したことが
ちゃんと相手に伝わっていない、
届いていない状態が
ミスコミュニケーションなのですが、

実は、ほとんどが
ミスしまくって、されまくっている
状態なのでございます。


でも、ちょっと待てよ…。
そもそもコミュニケーションってな〜に?

なぜ、
コミュニケーションが大事なの?


おっと大変!
肝心の話が置き去りになっていました。

なので、今日はその辺をお伝えできたらと思います。

*あくまで、私の感覚+これまで学んできたことが
元になります。


◉コミュニケーションスキルを上げるメリット

まずは、メリットから。

そもそも、
コミュニケーションスキルは自然に身につくもの?

ノンノン。
ある程度は自然と身につくかもしれませんが、
高めるためには、
練習や訓練が必要です。

コミュニケーションスキルを上げると得られる
メリットをざっと挙げてみます。

・人の興味を引くことができる。
・何かを教える立場になることができる。
・人に影響を与えることができる。
・何かを買ってもらうことができる。
・成功を手にすることができる。
(カリスマ性のある成功者はほぼほぼみんなコミュニケーションスキルが高い)
・人気者になれる。
・人から頼りにされる。信頼される。
・周りに心地よい、豊かな人間関係が広がっていく。
・好きな人と仲良くなれる。
・自己実現できる。次のステージへ行ける。

この他にも、たくさんメリットは出てくるでしょう。

夫婦関係、
親子関係、
友人関係、
仕事の人間関係。

コミュニケーションスキルを上げることができたら、
これらの人間関係がぜ〜んぶグッとよくなるって考えたら、
ニマニマしませんか?


そうなんです。
コミュニケーションスキルを高めると人生がシフトする。


むふふ。


◉コミュニケーションの要素

いよいよ、本題。
コミュニケーションってそもそも何?です。

【コミュニケーション=言葉のやり取り】

と思っている人が多いのではないでしょうか。

”コミュニケーションが得意な人”と聞くと、

なんだか話すのが流暢で、
盛り上げ上手で、
言葉が丁寧で綺麗で
話が分かりやすく具体的で…

要は、話がすこぶる上手な人を
思い浮かべると思います。

けれど、
そこを目指していると
正直しんどい。


ちなみに私は、
話がやたらとゆっくり、
言葉がすっと出てこない、
想いにピッタリな言葉がなかなか見つからない、
言いたいことを考えているうちに話の内容が変わっている

という、
”話が上手な人”とはかけ離れたポジションにいる人間です。

ただ、
小さい頃から相手の表情から感情を汲み取ったり、
相手の視線から今何を思っているのかが分かったり、
相手の仕草から
「この人ほんとはこうしたいんじゃないかな」
というのが自然と気づける子でした。


実は、コミュニケーションは言葉のやり取りだけではなく、
言葉以外の要素も大きく関わっているんです。

例えば、
言葉の他に
ジェスチャー、
表情、
声のトーン、
話し方のリズム、
ボディーランゲージ。

コミュニケーションは言葉だけではありません。

そう考えると、
生まれた瞬間から私たちはコミュニケーションを
取っていることに気がつきます。

だって、
言葉を話せない赤ちゃんが
「オギャー!!」と泣くと、
お母さんはお腹が空いているのか、
オムツを替えてほしいのか、
どこか痛いところがあるのか、

赤ちゃんの
表情やボディーランゲージを見て察知し、
コミュニケーションを取っちゃうんですから。

すごい。

実際、その人の本質は
言葉以外のところで分かるもの
なのかもしれません。

言葉は操作できちゃいますから。
本音と建前を使い分けられちゃいますから。
言葉では何とでも言えちゃますから。

言葉以外の
表情や声のトーンから得られる情報の方が
相手の本質を受け取れるというデータもあります。
(『メラビアンの法則』)


コミュニケーションは言葉のやり取り
”だけ”ではありません。

言葉でのやり取りは、
コミュニケーションの”一部”です。


◉コミュニケーションの由来

コミュニケーションの言葉は、
フランス語からきているそうです。

意外とびっくりな事実です。笑

由来をたどっていくと…

【コミュニケーション=シェアする】

・情報をシェアする。
・知識をシェアする。
・感情をシェアする。

シェアをすることが
コミュニケーションの基になっているんです。

さらに、
コミュニケーションの目的の”8割が人間関係の構築”
と言われています。

ボディランゲージでシェア。
声のトーンでシェア。
ジェスチャーでシェア。
アイコンタクトでシェア。

最後の最後に、言葉でシェア。

私たちは、
ボディランゲージやジェスチャー、
アイコンタクトや声のトーンといった
コミュニケーションを通じて、

感情やその他もろもろをシェアしているんです。

これは、
赤ちゃんがコミュニケーションをとっていく順番、
英語がしゃべれない人が海外に行った際に取る
コミュニケーションと照らしてみても
頷けることかもしれません。

言葉が喋れない時は、
自分の想いを伝える時に
表情を大げさにしたり、
ジェスチャーなどを多用したりして
必死でコミュニケーションをとります。

事実、英語が中二レベルの私は、
海外旅行に行くと
ジェスチャーや相手の表情から受け取る情報、
ぶつ切り単語の組み合わせで

なんとかコミュニケーションをとります。

もっと喋れたらと感じることは毎回ですが、
それでもなんとか伝わり、
どうにかなっています。笑

ただ、日本にいる時以上に
五感を研ぎ澄まして、
相手の言っていることを理解しようとしているので、
ものすごくいろんなところがフル回転している
感覚があります。

ある意味、
日本ではあまり感じることのない
コミュニケーションに真剣に向き合っている

感覚を味わえます。


こんな風に考えると、
言葉で伝えるというのは、
最後の最後の手段になるというのも頷けるかもしれません。


◉3つのパーツ

コミュニケーションをパキパキ分解すると、
3つのパーツに分けることができます。

①発信者
②受信者
③メッセージそのもの

*①発信者と②受信者が一致しているもの=セルフトーク

①発信者は、
自分が発信した③メッセージが
ちゃんと②受信者に伝わったかどうか

最後までコミュニケーションを見届ける必要があります。

”最後”というのは、
②受信者から①発信者が求めるレスポンスが
あった時になります。


そう。
コミュニケーションには
始まりと終わりがあるんです。

始まり=発信者がメッセージを発信した時
終わり=受信者から求めるレスポンスが得られた時


あるシチュエーションに当てはめてみます。

①発信者:夕ご飯の支度をしているお母さん
②受信者:ゲームに夢中の息子
③メッセージそのもの:宿題をやる

お母さん:「宿題やったの?」
息子:「…」
お母さん:「ねぇ、宿題は?」
息子:「後でやる」
お母さん:「後でやるって、いつやるの?」
息子:「これ(ゲーム)が終わったら」
お母さん:「ゲームばっかりでいつもやってないじゃない!」
息子:「やってるし!」
お母さん:「やってないじゃない!なんですぐやらないの!?」
息子:「うるさい!もういい!」
(ゲームを投げ捨て、自分の部屋に逃亡)


これは、
お母さんが求めるレスポンスでは
ありません。
(自分の部屋に逃亡)

”宿題をやる”というレスポンスまで見届けるためには、
違ったコミュニケーションが必要になります。


どんな風に
コミュニケーションをとったら、
息子さんは宿題をやったでしょう?


話す内容だけではなく、
声のトーン、
息子さんの表情、
息子さんの性格やタイプ、
今の感情など

いろんな要素を踏まえる必要がありそうです。

決して、
言った=伝えた(伝わった)ではない
ということを肝に据えて。

上の例でひとつポイントをお話しさせてもらうと、

『なんで』ではなく、
『どのようにすれば』を使ってみること。

人は、『なんで…』と言われると、
出てくる答えは言い訳だったり、
反発になってしまします。

これだと上手くいかない。
お母さんも息子さんも辛い。

けれど、
『なんで』を『どのようにすれば』に変えると、
生まれる答えは、解決策になります。


慣れないと最初のうちは
答えがするっと出てきにくいかもしれませんが、
その場合は、親子で一緒に考えてみるのもアリです。

子どもはすぐに順応していくので、
しばらくすれば自分で解決策をポンポン
生み出すようになるでしょう。


もし今、
いつもうまくコミュニケーションがとれないなという
相手がいるのだとしたら、

そして、その相手とあなたが
これからもコミュニケーションをとっていきたいと
感じているのであれば、

コミュニケーションの仕方を
今日から”ちょっと”変えてみると
世界が変わっていくかもしれません。

言葉以外の要素を意識して…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?