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昭和育ちの英語回顧録 Part 1

英語のマグネット

あなたはどんなことがきっかけで英語に興味を持ちましたか?

私の場合は、子供の頃の些細なことがきっかけで英語という外国語に興味を持ち始めました。

それ以来、英語は冷蔵庫のマグネットみたいに私にくっついています。

その数は時間が経つにつれて徐々に増えていきました。

でも増え方は決して順調では無く、減ることもあれば、全て無くなることもありました。

一度まっさらになった冷蔵庫は、しばらく経つとまた無性にマグネットを欲するようになるのです。

もうすぐ還暦、昭和育ちの私がどのように英語と関わってきたかを振り返ってみます。

バナナで大ウケ

時は昭和40年代後半に遡ります!

当時小学校の低学年だった私は、東京のベッドタウンと呼ばれる地域に住んでいました。

ベッドタウンが分かる方は私と同年代ですね(笑)!

何処で手に入れたのか、ある日母親が何やらごつい機械を子供部屋に持ってきました。

子供が運ぶには重すぎるその機械の上に、A4サイズくらいのカードを乗せると音が出ます。

今で言う英語のフラッシュカードのようなものでしょうか。

食べ物や乗り物など色々な種類のカードがありました。

外国人の女の人の声で「バナーナ」、「パイナポー」と言うのが面白くて、兄弟や近所の友だちと一緒に真似をしながらゲラゲラ笑っていたのを覚えています。

どなたか「同じものを持っていた!」という方、いらっしゃいませんかね?

最初のうちは面白がっていましたが、そのうち飽きてしまい、沢山あったカードのうち記憶に残っているのは「バナーナ」と「パイナポー」だけ!

ただ、英語の発音が自分たちが普段話している言葉とは全く違うという事だけは、子供ながらに認識したのだと思います。

セサミストリート

同じ頃、NHK教育テレビ、今のEテレで「セサミストリート」の放送が始まりました。

当時は吹き替えや字幕なども無く、英語のままの放送でした。

私が番組を観ていたのは「バナーナ」の頃からは少し後になりますが、当然何を言っているのか全く分かりません。

でも、路地裏で人間とパペット達が話している様子がシュールでありながらも、英語だと「何か有り」みたいな感じがしたんですよね。

ビッグバードもゴミ箱に入っているオスカーもみんな英語を喋っていて、話の内容は分からないけど、声のトーンや雰囲気からみんなが平等な立場で話している感じがしたんです。

それで英語ってカッコイイなと思いました。

そういうわけで、私が英語に興味を持ったきっかけは、その音です。

最初は「ウケる〜!」でしたが、それがやがて「カッコイイ!」に変わっていくのでした。

When I was a child, I found the sounds of English so funny, but after a while, I started thinking they were cool.

What inspired you to get interested in English?

See you next time!

お読みいただき、ありがとうございました。

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