答えは自分の中にある
コーチングを受けていただく時は、
必ずコーチングがどういうものなのか
説明させていただいています。
コーチングやコーチって
ジャンルによって全然違ったりするので、
(たとえばスポーツのコーチや
英語・ダイエットなどのコーチ)
国際コーチング連盟が定義する
純粋なコーチングはどのようなものなのか
しっかりご理解いただかないと
コーチングが上手く機能しなかったり、
効果を感じていただけなかったりするからです。
強調してお話しすることは
「答えは自分の中にある」
ということです。
だからこそ、
何かを教える「ティーチング」や専門知識をもとにアドバイスする「コンサルティング」とは違います。
大きな違いは、
アドバイスをしないこと
コーチは、「こうした方が良いよ」とアドバイスしたり、「私はこう思う」と自分の意見や考えを
押し付けたり、クライアントさんをジャッジしたりしません。
なぜならコーチングで取り扱うのは
クライアントさんの人生そのもの。
そして、自分の人生について
一番詳しく知っているのはご自身であるから。
どうなりたいかわからない、
やりたいことがわからない、
自分がわからない、
何を選べばわからない…
今はわからなくても
ちゃんと自分で答えを出す力はあります。
答えを出せていない大きな原因は、
答えを見つけるための質問を
自分に問いかけられていないから。
いつも一人で同じことを考えていても答えが出ない場合は、表面的な問題についてしか考えていなくて、もっと根本にあることまで考えられていなかったり、狭い視野の中で考えてしまったりしています。
コーチの役目は、
クライアントさんのお話をしっかり聴き、クライアントさんにとって新しい気づきが生まれたり、コーチングから得たい結果を得られるためになるような質問を考えて、質問をすることです。
傾聴と質問によって、
クライアントさんは「自分の答え」を出していくのをお手伝い
をさせていただきます。
でも、
たまに「とにかくどうすればいいのか教えて欲しい!」という場合もありますよね。
例えば、本当に何かのやり方を知りたい場合は
講座などを受けた方が良いと思います。
でも、そもそも何をやりたいのかが
まだ明確ではないのであれば、
それは誰かに教えてもらうことではありません。
下手にコンサルを受けて、
「これだったら売れる」
「こうしたら上手く行く」
など言われると、余計迷う可能性の方が高いです。
また人生の大事な選択も
人に委ねるものでもありません。
最近、初めてコーチングを受けていただいた方が、事前にたくさんのアウトプット資料を共有してくださりました。
それを拝見していると、非常に悩まれていて、
「あ、この方はもしかしたら私に教えて欲しそう…」という印象を受けました。
でも、コーチングは教えたり、アドバイスするものではないという説明をし、セッションをさせていただいたところ、本人も予想外のご自身の答えに辿り着いていました。
セッション後、下記のようなご感想もいただいています。
悩んでたり迷ってたりする時って、
誰かに答えを出してもらえたら楽!
と思いますよね。
でも他人はあなたの人生に責任は持てません。
他人はあなたほどあなたのことを知らない。
そもそもあなたではない。
だから、
結果的に他人に答えを出してもらえて
その場では特効薬のようにスッキリ!
となったとしても、
行動に起こせないことの方が多いです。
また、行動してみても
違和感が生じたりすることもあり、
行動できなかった自分を責めてしまうことさえあります。
それに比べ、
自分で出した答えは納得できます。
自分で出した答えなら行動できます。
自分で出した答えには自分で責任を持てます。
ちなみに、アインシュタインの名言でこのようなものがあります。
「答えを持っている人ではなく、
質問を持っている人の話を聞け」
答えは自分で出すものなので、
その答えを出せるような質問を聞いてくれる人と話しましょう!
全ての人に通ずる「答え」や「正解」はないです。
結構、一般的に言われる正解にのっとって行動できなくて、自信をなくされたり、自分を責めたりされている方が多いです。
でも自分は間違ってる訳ではない。
自分の答えを見つけられていないだけ!
だから自分ならではの答えを出すことに
もっとこだわって欲しいと思ってます!