シンハラ語を読もう! スリランカの新聞を読む ~2024年 9月大統領選挙~
シンハラ語を読もう!
スリランカ留学から早20年。シンハラ語のブラッシュアップを兼ねて身の回りのシンハラ語を読んでみようと思います。新聞、広告、看板、もしかしたら小説などなど、こんなシンハラ語(スリランカ)もあるんだーというのを紹介していきます。
スリランカの新聞を読む。
ランカーディーパ(ලංකාදීප)日曜版9/15発行より。
現職大統領ラニル・ウィクラマシンハ
2022年7月に現職大統領が臨時就任してから2年、2024年9月21日に大統領選挙が行われる。通常の任期は5年のところ、前大統領ゴーターバヤの任期途中での就任となったため、2年の任期で選挙を迎えた現職大統領。スリランカの新聞ではどんな風に書かれているのか、ちょっとのぞいてみましょう。
ラニルが勝利!
ランカーディーパ(ලංකාදීප)紙、では一面でラニル氏の勝利を伝える。
もう、選挙終わっちゃったのか。
いやいや、まだです。これからです。
新聞によって支持政党の傾向がはっきり分かれるスリランカ。ランカーディーパは現職推しなんですね。
75歳。首相に過去4回就任。経験豊富で海外との繋がりの強い現職大統領を先見の明があり、計画性があり、政策を突き通す力強いリーダーであると誉めちぎるランカーディーパ。
ガスシリンダーがトレードマーク
もともとゾウさんマークのUNPという政党の党首だったラニル。臨時大統領となった際、議席のないUNPではなく、議席の過半数を占めたSLPP 通称ポホットゥ(පොහොත්තු)の議員の支持を受けて、政策を実施してきました。今回の大統領選挙では、UNPに戻ることも、SLPPになりきることもできず無所属で立候補。ガスシリンダーが選挙マークになっています。
ガスもガソリンも電気もなくなった2022年の5月を思い出させるガスシリンダー。
あの頃やたらとガスシリンダーが爆発していたため、ガスシリンダー=爆発のイメージがあります。
ガスシリンダーじゃなくて、ギャースシリンダラヤ
ギャースシリンダラヤがこの2年でこんなにお安くなりました。ガス(ギャース)やガソリン、電気代や食料品など生活必需品の価格を政府が決定しているため、物価の水準は政府にとって大きなセールスポイントになります。
レンズ豆(パリップ)、乾燥唐辛子(ヴィヤリミリス)、干小魚(ハールマッサ)など、必需品(アッテャワッシャ バーンダ)の価格が下がりました。
上がったものたち
これは、大統領のおかげというか、コロナが落ち着いたおかげというか、なんというか、言ったもん勝ち。
だって、ものすごい数のスリランカ人が海外に脱出したものね。国内に仕事がないって言って。
2022年は過去最多の31万人が出稼ぎに出たとか。
2022年の外貨準備金が無さすぎて、涙がでそうです。
まわしものではありません。
と、ラニル大統領の政策の成果を見てきたような体ですが、別に政治的な意図はありません。
新しいシンハラ語の単語も、絵図と合わせて覚えやすいなということと、
記録として、後から見返しても面白いなと思い、取り上げました。
おわりに
こんな感じで、色んなシンハラ語を読んでいきたいなと思ってます。
大統領選挙の結果の記事も楽しみですね。
ではではー。
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