古代の巫女という職業
出雲 西谷古墳群で古代の巫女の仕事に関する情報を受け取った
弥生〜古墳時代の出雲は北陸や吉備の民族も統括していた
それは支配ではなく、共同創造の関係
出雲の王や人々はスピリチュアルな面でリーダーとなり、北陸や吉備の人々の物づくりや技術をシェアする
それぞれの地域ならではの農産物のシェアも定期的に行われていた
同じ日本人であっても地域によって扱う言葉が違うことから、より詳細な情報をやり取りするためには通訳や翻訳が必要だった
例えば、同じ青森県でも南部弁と津軽弁では全くと言って良いほど言語が異なっているので、話すどころか聞き取ることもできない。そのくらい、方言はバラエティに富んでいて、すぐには理解できないものだ
私はそれぞれの地域の出身である両親のもとで育ち、出雲で暮らしていたことで通訳や翻訳が可能だった
それは聴覚で情報を得るという特性が活かされた役割
更には憑依巫女の性質も活用して、言語だけでは補いきれない情報を読むことができたことで、より精緻なやりとりが可能だった
また、三国の代表者が集って行われる礼祭では、アマテラスとシャーマンネットワークの情報をもとに通訳をしながらファシリテーターを務めていた
他にも古墳のデザイン、エネルギー治療、薬草の活用、天候や農作物のリーディング、野生動物との対話による共生の模索、死者との対話によるグリーフケア、胎児や赤ちゃんとの対話による育児相談などなど、人々の暮らしを豊かにすることが役割であった
これらの巫女の特性は遠い昔の物語ではなく、これからの世界にとって大きく貢献できる能力である
自覚のある無しに関わらず、日本には巫女の特性を持った者が多く存在している
巫女の特性を現代のテクノロジーとして活用したときに、なにが創造されるのか
それは活用する側との共同創造であることは想像に難くない
分野を問わず、巫女の能力が活用される世界を望んでやまない
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