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脳裏の銀河宇宙

昨夜は久しぶりに、布団に入ってもなかなか寝付けませんでした。普段は目を瞑ったらすぐに眠りに落ちる方です。

若い時の方が、寝付けなくて色々考え事やその日の振り返りをしたりして。そうすると余計に眠れなくなる。そんな夜が多かったですね。

更に子供の時は、21時になったら強制的に布団に入らされる為かしばらく寝付けない。するとしばしば、頭の中いっぱいに銀河宇宙の光景がパーッと浮かんできていました。 

そして、疑問が次々と思い浮かぶのです。

人間っていったいなんなんだろう?
誰が何の為に人間を生み出したの?
生きるっていったいどういうこと?
じゃあ、地球の存在って、いったい何なの?
地球が存在して、人間が存在しているんだから、宇宙の別の星でも、同じように生きている生物がいるに違いない

なんで? なんで?

考え出すとどんどん不安になり、大きくなった不安に押し潰されそうになるのですが、最終的に自己完結で結論を出して、結果、安心して入眠することが出来ました。

あぁ、だったら、死ぬことは全然怖くないじゃないか


不治の病を患っていた訳でなく、希死念慮があった訳でもありません。死に怯えていた訳でもありません。

健全な精神を持ち合わせていたのですが、生が誰かに創造され、この体が誰かに生かされているのであれば、この世界は全てが粘土細工のようなものだ。だったら人の生はそんなに重要なことではない。

そんなことを考えながら夜を過ごす子供でした。

両親に話したり疑問をぶつけたことはありましたが、笑い飛ばされ、とにかく一生懸命生きることだという一言で片付けられました。

大人になってから、子供の頃ってそんなこと考えてたら眠れなくなったてことなかった?と周囲に話すと、え?!そんなこと考えたことないよ!と、驚かれました。そうなのでしょうか?

看護学校の勉強で、人体の仕組み、働きについて学ぶと、殊更に強く神の手を感じるようになりました。

人体とは、何もかもが考え抜いて、計算されて創造してあり、全てにエビデンスがある。

ちなみに私は、無宗教ですが。

子供の時以来に、授業中しばしば、頭の中に銀河宇宙の光景が広がりました。

でも、この考え方は悪くない。突き詰めていくと、大人になった今でも、死は怖くないと思えてくる。

私の死の床はきっと、銀河宇宙でいっぱいです。


#エリコの取り留めもない話