初めての露出
以前までは、自分にはこれは出来ないだろうなと思っていたエロ遊びのジャンルのひとつが露出でした。
もしも知ってる人に見られたら?という不安もありますし、もしもエロい視線以外の視線に晒されてしまったら?という戸惑いがあるからです。
しかし、好奇心で露出プレイをしてみたら意外と、、、
という話は次の機会に書くとして、それよりも以前に私には露出経験があったのだということを思い出しました。
あれは私が小学5年生の時。
今も昔も忘れん坊だった私は、夏休みのプールで
洋服の下に水着を着て行き、パンツ持参を忘れてしまい、結果、帰りはノーパンで帰るというデンジャラスな行為をたまにやっていました。
その日は夏休みでもなくガッツリ授業だったのですが、1時間目が水泳。
で、水着着用での登校なのにパンツ忘れという、孤独な緊急事態に陥ったわけです。
小学生なので、自己判断で気軽に早退なんて不可能です。
私の選択肢は、制服スカートにノーパンという、ロリコンものAVにでもありそうなシチュエーション(ないのか?)で、放課後までを過ごすことしかありませんでした。
2時間目、3時間目まではスースーするお股と内心のヒヤヒヤ感とで、落ち着かなく過ごしました。が、4時間目からはノーパンであることをうっかり忘れそうなほど馴染んで、平和な日常となっていました。
平和ボケした私は、昼休みに教室の窓側に女子数人で立ち、皆で窓から外を眺めながらたわいもないお喋りに耽ってました。
と、そこに、スカート捲りをクラスで唯一、この歳まで続けていたトミタ君が忍び寄り、いきなり皆のスカートを次々に捲り上げる早業を行なったのです。
みんな一斉にバッとスカートを押さえて振り返りました。
私だけは一瞬、転校という言葉が頭をよぎりました。
振り返ったらトミタ君はぽかんと口を開け目がマジでした。
数秒間固まってた後、何故か私の隣りにいた女の子を指差して「し、し、尻が出とる!!なんでノーパンやー!!」
きっと、一瞬の映像が彼の視界を狂わせたのでしょう。
私的のラッキーは、その一瞬は、ほかに誰もギャラリーがいなかったことでした。
ノーパンだと間違えられた女の子は
「は?あんた何言ってんの?バカじゃ」と、相手にもしませんでした。
トミタ君も、あまりにも衝撃的だったのか、それとも、言いふらすような事態ではないと悟ったのか?
男子に広めたりそれ以上の騒ぎは起こしませんでした。
でも、彼の男としての何かが目覚めたのでしょうか?
ほどなく、彼の好きな女の子がその間違えられた女の子だという噂が広まりました。
思春期の好きになるきっかけって、たわいも無いですね。
ごめんなさい、あの時ノーパンだったのは私です。
#エリコの思い出語り