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チュソク(秋夕)が終わって

毎年旧暦の8月15日に合わせてチュソクが行われる
今年は9月17日がその日で前後2日間も合わせて祝日になる
去年はまだ結婚前、手伝ったことはナムル用のもやしの下準備ぐらい
今年は何をするのかな。私にできるかなと思いながら少し興味もあった

何か必要なものはありますか?
チュソク前々日の15日(日曜日)にお義母さんに連絡をいれてみた
16日にお餅を作りにおいでと言われただけだった

16日に夫の実家に向かう
待っていたのは何キロぐらいあるだろう
3〜4キロぐらいありそうなヨモギ餅の生地と、中にいれるらしい大量のおからのようなもの
ヨモギも大量に入っているのか色がめちゃめちゃ濃い
これは!?喉がとっても乾きそう・・。

お義父さん、夫、私と3人でチュソク用お餅づくりスタート
なんだか色といい粘土細工のよう
お義父さんのつくるものはしっかりお餅に見えて
私のつくるものは餃子のようだった
夫のつくるものはそれ誰が食べるん?と思うぐらいの手のひらサイズの巨大餅

なんだかんだで最後の方は形も整った
これを松の葉を敷いた蒸し器で蒸す


話を聞いているとここ何年もお餅は大変だからお店に注文しているそう
今年は私の初チュソク参加で、昔していたことを見せたかったと言ってくれた。今年は初で最後になるかもしれない

お義父さんが今年を最後にチュソクを辞めようと思っていること
山にあるお墓も墓仕舞いをしようと思っていること
夫(長男)と私にはもう引き継ぐ必要はないよと言われた

お義父さんの兄弟はいつからかキリスト教に改宗し、お義父さんのお母さんまでもキリスト教に改宗した日からチュソクに参加しなくなった
それから何十年もほぼお義母さん1人でチュソク料理を作り守ってきたらしい
お義母さんはずっと大変だったと言いながらチュソクを急になくすのは寂しそうだった

私は何も言わなかった。
引き継ぎます。そう簡単には言えず、ただ聞いていた
お義父さんとお義母さんの考えや思いが本当に有り難かった

チュソクが終わって
大量に残ったチュソクの料理が3食つづくと飽きてしまって
毎食何かしらにアレンジして頂いている
お餅はアレンジしようがなくて冷蔵庫にまだ大量に眠っている・・・






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