イスタンブールで生きる従兄弟に遂に会えた
朝から大規模洗濯。ガサっと洗濯するのは日本を出て最初だ。こちらの洗濯機は時間がかかるし、洗剤は全ての繊維をガサガサにする強さなので、洗濯品質対決では日本の圧勝。でも全部手洗いも大変なので結局洗濯機を使う。
特に予定のない日だったので、ブラブラ散歩していると、見覚えのある、特徴的なブロッコリー頭が正面から歩いてくる!互いが同時に気づき、彼はビッグスマイルで近づいてくる。
Hogir Göregen、めちゃくちゃいけてるパーカッショニスト!ドイツ在住で、来日経験もある。去年トルコに滞在している時、あゆみさんに紹介してもらって以来の知り合いだ。
「今日もあっちこっち行ってたんやけどな、ドイツとディヤルバクルでのプロジェクト始まるで!!」
エネルギーが溢れて爆発して飛び散って大変なことになっている!そうだった、ホギルは初めてあった時もめちゃくちゃ明るくてワクワク感に満ちていた。少年みたいだった。演奏している時はどクールで、そのギャップといったら別人級だ。
ひとしきり話した後、
「いつまでイスタンブールおんの?朝ごはんめちゃうまいとこあるから食べに行こうや!」
「ええなぁ!また連絡するわ!」
写真を一枚撮ってバイバイした。
小腹が空いたのでロカンタでランチ。220リラ、1000円くらい?イスタンブールは普通に高い。
たくさん並べられた惣菜の中から欲しいものを伝えてワンプレートに盛り合わせてもらう。米料理、冷菜、温菜、オーブン料理、いろいろある。ブロッコリーライスが大層おいしかったので、また食べにいってしまうと思う。あと、日本では雑草でしかないスベリヒユがかなり一般的で、おいしく食べられる。
ロカンタ飯大好き。
帰宅すると、セルダルから電話。これからイスタンブール在住の従兄弟たちと会うから、良かったらおいで、と誘ってもらう。
昨年の日本ツアーで、広島公演の帰りに私の姫路の実家に寄ったとき、私の従兄弟のうちの1人を見て、「自分の従兄弟に彼とそっくりな人がいる」と言ってかなりハマっていた。その人も来るのだと言う。ぜひ会いたい!
Fatihが残していった洗濯を終え、1時間ほど遅れて合流すると、みんなで白ワインをきめながらいい感じにできあがっていた。
既に会ったことのあるErselanは日本にも二回来たことのあるジャーナリスト、İrfanの弟。以外は初めて会う人たちだ。セルダルが紹介してくれる。
「DiyarはSahdiおじさんの息子。CîhanはDoxoの弟。Cevdetは僕のお父さんの妹の息子。あ、エリカの従兄弟に似てるって言ってた人だよ!」
出たー!この人この人!確かに、表情がものすごく似ている。ひょうきんなところも似ている!
久しぶりに集ったという従兄弟同士の話題は、従兄弟の誰々がどうだこうだ、という、従兄弟についてのゴシップ!
彼らのクルド語はディヤルバクルなんかでのクルド語ともまた全然違うしみんな早口だし話題が話題なので全く理解が追いつかない。でも良いのだ。このシチュエーションはこれまでにも何度も経験しているし、この場に私を置いてくれるというのがなんだか不思議でそれ自体が面白いなぁと思う。そんな中で、Cevdetが「今はこういうことを話しているよ」「日本ではどう?」などと、ゆっくり説明したり話しかけたりしてくれる。優しい!にいちゃん!
バーで飲んだあと、カフェでコーヒーを飲み、夜10時頃に解散。久しぶりに集まったからご飯でも食べよう、というわけではないところも我々と違うところだなぁと思う。
異国の地で生きる従兄弟に会えて、とても良い日になった。にいちゃん!