Mikail Aslanコンサート みんなの音楽@イスタンブール
今日の前半はグランドバザールとエジプシャンバザールで土産を物色。Aliの奥さんRubarの妹の結婚式と、Serdarの従姉妹の結婚式があるので、もうすぐまたGeverに行くのだが、前回の滞在でたくさんの人にお世話になったので、何かいいものがないかなぁと思い行ってみた。
日本へのお土産ならまだ選びやすいが、一応トルコ国内に住んでいる人へとなると何が嬉しいのかわからず、結局何も買わずに100回ぐらい「ニイハオ」と声をかけられただけで、どっぷり疲れてバザールを後にした。お土産は保留。
さて今夜は楽しみにしていたMikail Aslanのコンサート。片道1時間半かかるところでの開催だ。イスタンブールは本当に広い。
Mikail Aslanは私が最も好きな音楽家のうちの一人だ。サズの名手であり、心の奥深くにすっと届く歌声の持ち主。共演者と常にアイコンタクトをとってセッションを心底楽しんでいることが伝わってくる演奏をする。トルコに到着した初日に偶然にも開催されたミニコンサートに参加し、少し話すことができて、日本から来たと言うととても喜んでくれた。
今日はMikail Aslanと、ドラム、ベース、管楽器(ネイ、サックス、フルート)という編成だった。一曲目は彼の代表曲Miraz。とても人気のある曲なので、みんな合唱して大盛り上がり。途中、「El qajiye!」というリクエストの声が飛び、実際に演奏してくれたりということもあった。
最後はWay Way Nînnaというgovend(クルドの踊り)の曲が演奏され、観客がステージ側にどっと押し寄せて踊り始めた。輪がどんどん大きくなり、歌と踊りで会場が一体となっていく様は感動的だった。みんなが本当に嬉しそうに歌って踊る姿を見て涙が出てきた。とても素朴な言葉になってしまうけど、みんなの音楽なんだなぁと思った。
ものすごい熱気の中、会場が割れそうなほどのスタンディングオベーションでコンサートは終演。みんなの幸せな気持ちがつまった本当に良いコンサートだった。