コンサート出演決定、太陽神Alî Tekbaşの帰還@Befircan
天国ペースで暮らしていて、ついつい書くことを疎かにしてしまっていた。
帰国直前、7/1にWanという、トルコ最東部、大きな湖のある街で行われるセルダルのコンサートに、ピアニストとして参加することになった。
先月末にWanを訪れた際に偶然見学した施設なのだが、美術館、ガストロノミー、イベント会場などを備えており、巨大でかっちょいい。偶然訪れて、その場でさくさくコンサートの話が進んでいった。が、まさか自分が参加できるタイミングになろうと思っていなかったのでとても嬉しい。
とびきりドラマティックなことがあるわけでもなく、毎日朝ごはんをいただき、あっちの家、こっちの家、と互いに行き来し、チャイを飲んで、些細なおしゃべりをして、帰ってきてコンサートのために選曲したりアレンジを考えたり、そんな日々だ。
そういえば、と思い、ベロに尋ねてみた。
「仕事行くとき、街道まで出ていって、車で行くの?」
「うん、街道で乗せてくれる車が来るまで待ってる」
さすがに朝は、仕事や学校へ行く人をピックアップして村々をまわるミニバスか何かがあるだろうと思っていたら甘かった。
ベロは学校の先生なのだが、全然車が来なくて「先生、どこにいますか?今日来ますか?」としょっちゅう電話がかかってくるらしい。
そうだ、昨日、とても特別なことがあった。太陽神Alî TekbaşがGeverに帰郷してきたのだ。
太陽神Alî Tekbaşは、クルド民謡の歌唱を習っている私の先生だ。
彼はロンドンに移住したのだが、親族の結婚式のために帰ってきた。
セルダルが朝からオシャレをしていたのでどうしたのかな、と思ったら、「アリが今日帰ってくるよ」。大事な友達に会うからオシャレしてたんだな。
「空港まで迎えに行くけど行く?」と聞かれ、いやいやいやいや、もちのろん!やろ!ということで空港へ。
到着すると、アリが飛び上がりそうな勢いで驚いていた。
「やぁぁぁエリカ!Geverにおったんかいな!なんちゅうサプライズや!!」
その足でアリの奥さんの実家へ。数日前に先に到着していたアリの息子は父親がよほど恋しかったらしく、一時も離れようとしない。
ひとしきり息子とボールやキーボードで遊んでヘトヘトになる。親は大変やなぁ。
今日は今日で、来月結婚式を挙げる村のカップルに結婚祝いを購入。心の底から結婚式に参加したかったけどそれはかなわないのでせめてものお祝い。
ざっとこんな3日間!Befircan滞在もあとわずか。