エジプシャンバザールで土産購入 そしてタンブールレッスン@イスタンブール
明後日またGeverへ行くので土産を買いにエジプシャンバザールへ。何が喜ばれるのかわからないので、実用路線でいくことにした。
バザールのあるエミニョニュ界隈はいつ行っても激混みだ。毎日隅田川花火大会をやっているような混みっぷり。
バザールにたくさん並ぶ、ナッツやドライフルーツを売る店のうちの一つでピスタチオをいくつか試食させてもらう。ピスタチオといえば、Dîlok(Gaziantep)産が王様だと思っていたが、Sêrt(Siirt)産の少し赤みがかったものがとても美味しい。それとドライフルーツをちょこちょこ購入。
チョコレート屋で個装チョコもキロ買い。Mêvan(客)が来たときに出せるように。
概ね揃ったかな。あとはまた明日考える。
その後のレッスンのために楽器をもっていて、ナッツやチョコをキロ買いしていて、隅田川花火大会ばりで、しかも初夏の暑さなのでものすごく疲れた。
エミニョニュからガラタ橋を渡ってŞişhaneへ向かう途中、橋に立ち並ぶレストランで客引きをしている男性のうちの一人が「Çawayî başî」と声をかけてきた。
「なんでクルド語で話しかけるの?」思わず反応してしまった。
「クルド語話せるの?!」男性も客がつかまらず暇で、暇つぶしになんとなく言ってみただけだったのだろう。予想外の反応がきたもので、はしゃぎ始めた。
「座って座って!チャイでも飲んでよ!」チャイをいただく。疲れていたのでありがたいです。
「おーい、クルド語話す日本人がきたぞ!」あっという間に3〜4人集まってくる。
楽器を持っていたので音楽の話になる。この歌手は知っているか、この曲は知っているか、など。みんな音楽が本当に好きだなと思う。クルドの歌を弾いてくれと言われたが、まだ下手だからまたいつかね、と断る。ガラタ橋のど真ん中はさすがに目立ちすぎる。「どこそこでえりかを見た!」とか言う目撃情報がちょいちょいtwitterにあがったりするので多少警戒している。
チャイを飲み終えるまでしばらくおしゃべり。ご馳走になるだけだと悪いなと思い、ビールはないかと聞いてみたけど無いというのでお礼を言って出発。
日本のサズ奏者FUJIさんに頼まれていた買い物を済ませ、まだ少し時間があったので、パブで少し体を冷やす。暑すぎる。
さてタンブールのレッスンへ。今日も様々なテクニックを教わる。Engîn先生もコンセルバトワールで教育を受けたプロフェッショナルで、非常に体系的に明快に教えてくれる。
タンブールは今勉強している民謡にとても合うので、いろんなアレンジが考えられそうでワクワクしてくる。
レッスンを終えて帰宅するとSerbestがクッタリしていた。毎日いろんな記事を書いてなかなかハードに過ごしている。
そういえばまだSerbestには食べさせていないな、と思い立ち、馬鹿の一つ覚えのようにまたカレーを作る。
スパイスを投入した時点で匂いを嗅ぎつけた彼が「わー!日本の匂いだー!」とやってくる。
「違うよ、インドだよ」
「実はBelgîzにピッツァ食べに行こうって誘われてて、、エリカがご飯作ってくれてるって言おうかな?」ともじもじしながら言う。
「なんで?行ってきなよ。これは明日食べればええやん」
「でも、、明日アンカラに行くからこれ食べられないもん。ピッツァ食べずに彼女を連れて帰ろうかな。そうすると思う」
「ピッツァ食べなよ!これは今度また作るよ!さぁ行って行って」
「わかった、、、」
私が彼らのために食事を用意していると思い、それなのに2人だけ外食するなんて悪いと思ったのだろう。Serbestのそういう部分はクルド人らしいなと思う。
私は2人の時間を邪魔して申し訳ないなと常々思っているから、出かけてもらう方が気が楽なのだ。
ということで、変わり映えのしない、でも相変わらず美味いベジカレーを一人で食べる。
誰もいないのをいいことに、わぁわぁ歌ってサズを弾いて、今日はおしまい。
明日の夜はErdal Kayaというコメディアンのスタンドアップショーを観に行く!
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