プレゼンターGernasに乞われAmed居残り
今日はCizîra Botanへ移動する予定だったが昨日の夜半、Gernas Nenasから電話があって事情が変わった。彼はいつも興味深い番組を製作・進行しているプレゼンター。特に音楽家や俳優をゲストに招くトーク番組「Kurt û Kurmancî」が好きでよく観ている。
そのGernasから「明日CizîrからAmedに帰るから何か企画しよう!」と提案された。
「私は明日Cizîrに行くよ。5月にまたAmedに来るからその時にしよう」と返したが、「いやいや、それじゃ遅い。明日か明後日に会おう!」と強めに乞われた。たしかに、5月は選挙もあるから悠長にやっていられないのかも知れない。
GernasとはSNS上で何度かやりとりがあったがまだ会ったことがなかったので、会いたい人のうちの一人だった。「流れに逆らわない」という基本姿勢に則り予定を変更することにした。
連日多くの人と出会い、一日中会話をしているので、少し疲れが溜まっていて、更に雨が降り肌寒かったので、日中は滞在中のBêrîvanの家にこもって本を読んでいた。
夜になって、Gernasの自宅を訪問。
「遂に生のGernasに会えたよ〜」「こちらこそだよ!遂にえりかに会えたよ!」
お兄さんもいて、お兄さんが作ったじゃがいもの煮込み的なものをごちそうになった。食後のチャイをいただきながら、作戦会議。
なんと、あの、「Kurt û Kurmancî」に出演することになった。この番組には、Serdar CananもAli TekbaşもÖzcan AteşもMirad Bayramも、アツい人はみんな過去に出演していて、繰り返し観ていた。大物どころではXero Abbasなんかも出ている。私からすれば、「徹子の部屋」に出るようなものだ。
収録は5月初旬。歌も歌ってくれ、とのこと。クルドの歌と日本の歌。日本の歌は何にしよう。クルド語能力が追いつくかどうか不安で、今はただ怖い。でもがんばる。
明日こそCizîra Botanへ。
↓ Serdar出演回。地域ごとに異なるDenbêjの歌い方の特徴を実演するシーンがおもしろい。
↓Ali Tekbaş出演回。”Ay av tu zelalî” や “Nîmukê Canê”など、Aliの歌声も楽しめる。