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Gever (ユクセコヴァ) 初訪問 Serdar Cananの世界

トルコの最東部、イラク・イランと国境を接するハッキャリ・ユクセコヴァ(クルド語ではハッキャリ=Colemêrg、ユクセコヴァ=Gever)へ飛ぶ。クルディスタン内でも未踏の地の一つだった。日本で知り合った民族音楽学者・音楽家のSerdar Cananを訪ねる。

着陸直前、飛行機の中から見たGever
ユクセコヴァ空港 山山山

空港に迎えにきてくれていたSerdarに拾ってもらい、早速お宅訪問。お父さん、お母さん、妹、弟、従兄弟にご挨拶する。登場人物がめちゃめちゃ多く、クルド感が一気に増す。

お母さん、弟、妹が分担して作ってくれた夕食をいただく。全部が事前期待を大きく超えて美味しい。

Doxin ヨーグルトのスープ、Kofte チーキョフテ、Goşt 羊肉の煮込み、Birinc シェヘリエ入りピラウ、Salata イタリアンパセリたっぷりサラダ

食事が終わるとSerdarが街中を案内してくれた。「これがGeverの渋谷だよ」と連れて行ってくれた繁華街。ケバブ屋、ドネル屋、チャイ屋が屋外に並んでいて、サズを弾いたり歌ったりしている人がいて、こじんまりながらもかなり賑わっている。うん、確かに渋谷、うまいこと言う。それぞれが夜の時間を楽しんでいてとってもいい雰囲気だった。

Serdarと従兄弟のDoxan。DoxanとSerdarの弟が共同経営するヒップなカフェ。

夜の散歩を終えて帰宅すると、Serdarが自室の楽器を見せてくれて、いろいろと演奏してくれる。さらっと弾いたり歌ったりがもう素晴らしすぎて、何このミニコンサート贅沢すぎる。Serdar Cananの音の世界。クルドの子守唄 ’Lay Laye’を聴いたところでおやすみなさい。また明日。

Serdarの本棚 民族音楽学の本や小説がたくさん
バルタサズ 哀しみを帯びた深い音が鳴る

明日はCanan家が夏の間生活する村Befircan(べフィルジャン) へ連れて行ってもらう。

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