見出し画像

「離島の風を受けながら、未来を紡ぐ」—エリカさんの挑戦🌊

岡山県出身のエリカさんは、大学で環境科学を専攻し、自然と共に生きるライフスタイルに強く惹かれました。そんな彼女が「自分のスキルを活かしながら、人々の暮らしに寄り添いたい」と決意し、たどり着いたのが日本海に浮かぶ小さな離島、ふじなみ島でした。

エリカさんはふじなみ町役場の「地域振興課」に所属し、地域の課題解決に取り組む職員としての一歩を踏み出しました。当初、離島の生活に不安もありましたが、壮大な自然と温かい島民たちとの交流が、彼女の不安を打ち消しました。

「この島に来て初めて、風の音や波のリズムに心を委ねるという感覚を知りました。都市の喧騒から離れ、自分の心に問いかける時間が増えたんです。」と語る彼女。その言葉通り、エリカさんは島の文化や自然に溶け込み、地域の一員としての歩みを始めました。

ふじなみ島の人口はおよそ300人。高齢化が進む中、地域振興課では住民参加型のプロジェクトを数多く立ち上げています。エリカさんの担当は「ふじなみ未来プロジェクト」。健康づくりを通じて地域の活性化を図るこのプロジェクトでは、住民一人ひとりの声を拾い上げることを重視しています。

「健康づくりって、単なる身体のケアにとどまらず、心の健康や地域全体のつながりを生むきっかけになるんです。例えば、島のお年寄りたちと一緒に畑を耕したり、季節の行事を復活させたりといった活動は、島の人々に生き生きとした表情を取り戻させます。」

彼女が特に印象に残っているエピソードは、島の漁師たちとの座談会で語られた「若い世代に伝えたい」という思いです。この声をきっかけに、島の伝統技術を子どもたちに伝えるワークショップが実現しました。

「離島での生活は制約も多いけれど、だからこそ一人の役割が大きい。自分が動けば、確実に変化が生まれる。」と語るエリカさん。

ふじなみ島での日々は、彼女自身の成長の場でもあります。都市での便利な生活では味わえない、地域社会の一員としての責任感と達成感。これが、彼女の挑戦を支える原動力となっています。

エリカさんは、次なる目標として「地域外からも注目されるイベントの企画」を掲げています。「ふじなみ島での経験を生かして、もっと多くの人にこの場所の魅力を知ってもらいたい」と語る彼女の目は輝いていました。

エリカをよろしくね!!

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集