7月7日小松島12 憧れをこえていけ
①予想の前菜になる話
注目選手 清水裕友
私は今回の優出メンバーを見て
取鳥さんがいないなら日頃の恩返しを込めて
清水さんが地元の前を回る
清水-犬伏-小倉
ラインができると思っていました。
でも、いろいろな事情があって
それが実現する事はありませんでした。
ただ、1つ言いたいのは清水さんは
恩義を大切にする人です。
ラインを連れる長い先行や
大事な場面での二段の前回りも
務めてきました。憧れの慎太郎さんを
番手にした時は、いつもよりかなり早く
先行し共倒れになりましたが、見ている人を
熱くする素晴らしい気持ちの持ち主です。
それでは予想に役立ちそうな話を。
まずは4月の高知記念の話から。
この開催は決勝で犬伏さんと清水さんが
ラインを組み500バンクでありながら
犬伏さんは誘導退避後すぐにジャンから先行。
結果的に3番手につけていた単騎の阿部さんに
1着を取られてしまいましたが清水さんは2着で
賞金の加算に成功しました。今年のグランプリ
争いは例年にないくらい激戦になりそうです。
昨年S1だった3人がSSに内定。しかも、
南関で前を回れる郡司さん、北井さんが
決めたとなれば、グランプリ1発内定のG1
オールスター、寛仁親王牌、競輪祭のどれかは
南関勢が二段駆けで取るでしょう。さらに
古性さん、脇本さんのSSでも抜けた存在の
2人もいます。だとすると、獲得賞金での
グランプリ出場の為には二段の先頭をして
9着になる余裕は1度もありません。
たしかに清水さんは4位で安全圏に見えます。
しかし、例えば賞金ランキングで惜しい選手
和田真久留さんや松井さんが南関二段で
G1獲得、競輪祭が得意な新山さんが
競輪祭を取る、松浦さんや慎太郎さんも
連続出場に向けて後半は巻き返しを狙います。
さらに今年はオリンピックで金メダルを取れば
グランプリ出場が内定します。
中野さんや太田さんが金メダルを取ると、
一気に賞金でのグランプリ枠は無くなります。
②競輪場の特徴
小松島競輪場の主な特徴は以下の通りです:
1. 立地と環境
- 徳島県小松島市に位置し、紀伊水道沿いにあります。
- 全国の競輪場の中で最も海に近い競輪場として知られています。
- バック側のすぐ後ろに海が広がっており、観覧席からも海が見えるほど近いです。
2. バンクの特徴
- 標準的な400mバンクです。
- カント(傾斜)が緩めであることが特徴です。
- 直線がやや長めで、55.5mあります。
- かつて500mバンクだったものを改修した名残があります。
3. 風の影響
- 海に近いため、常に海風の影響を受けやすいです。
- 風向きによってレース展開が変わる可能性があるため、予想の際は注意が必要です。
4. レース傾向
- 1着の決まり手は、差しが最も多く、
次いで捲り、逃げの順となっています。
- 2着の決まり手は、マークが最も多く、
次いで差し、逃げ、捲りの順です。
5. その他
- 施設所有および主催は小松島市で、
競技実施はJKA中四国支部が行っています。
- 駐車場は周辺に約970台分の
無料駐車場があります。
- 一般入場料は無料です。
6. アクセス
- JR「南小松島駅」から徒歩約10分です。
- 徳島ICからタクシーで約30分です。
③天気予報
小松島競輪場の7月7日(日)16時30分の天気
- 天気:晴れ又はくもり
- 気温:約33℃
- 降水確率:低い
- 風:東南東よりの風、風速約4m/s
④脚色と考察
今回、脚色が良いと感じる選手は3人。
清水さんと深谷さんと
慎太郎さん(通称気のせいだよおじさん)。
深谷さんは2日連続突っ張りに近い先行から
1.2着はまさに怪物。しかも500に近い小松島。
慎太郎さんは初日特選を制し追込でありながら
2次予選はほぼ自力シフトの形で1着。
準決も苦手にしていた新田さんとの
ワンツーを決め新田さんの400勝をお膳立て。
逆は小倉さんの状態。鎖骨骨折と親指の怪我。
力を入れる時に大事な場所が負傷中なら
アメコミのハルクのような犬伏さんの
踏み出しに離れると想定し軽視します。
準決もちぎれながらですが、
地元の声援に後押しされてなんとか優出です。
そして、今回のポイント。
重賞の決勝には珍しく二段がない。
九州は二段といえるかもしれませんが、
山田英明さんは本当は追込みになりたいけど
前がいないから仕方なく自力を出してると
コメントしていたので、積極型でもないですし
番手捲りは地元地区開催以外
考えていないでしょう。
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