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あなたの守るべきものはなんですか?
何気なく過ごす毎日の中で
「守るべきもの」を意識することはどれくらいあるでしょうか。
朝、目が覚めたときに隣で眠る家族の寝顔を見て、ふと胸が温かくなること。
仕事や家事に追われる中で、ふと大切な人の声が聞きたくなること。
体調を崩したとき、当たり前だった健康のありがたさに気づくこと。
そして、今はまだ叶わないけれど、心のどこかでずっと追いかけている夢に想いをはせること。
守りたいものは、人それぞれ違います。
けれど、誰にとっても「かけがえのないもの」があるはずです。
家族という存在
私にとって、家族は何よりも大切なものです。
「いってらっしゃい」と送り出し、「おかえりなさい」と迎えいれる。当たり前に毎日繰り返されるやりとりかもしれません。
でも、ほんの一言のやり取りの中に、小さな愛が詰まっています。
「忙しさに追われる毎日の中で、大切な人との時間を意識できていますか?」
忙しさに紛れて、その日常を当たり前に感じてしまうこともあります。
でも、ふと立ち止まったとき、気づくのです。
こんなにも愛しい幸せな時間を、いつの間にか見過ごしていたのだと。
ある日、夕飯の支度をしていると子どもが「お母さん、大好き」と無邪気に笑って足に抱きついてきました。いつもは「何?急に、どうしたの?」なんて何気なく聞き流してしまう言葉だったのに、なんだか胸が締め付けられるように熱くなって、思いもよらず涙がこぼれそうになったことがありました。
疲れていたのか、忙しさにかまけていたことへの罪悪感なのか…
「今のこの瞬間を、もっと大切にしたい」
そう、心の奥で誓いました。
自分を守ることも大切
そして、守るべきものは家族だけではありませんよね。
自分自身の心と身体も、もちろん大切にしなくてはいけないもの。
「最後に、自分のためだけに休んだのはいつだったかを覚えていますか?」
夢や目標に向かって努力することは素晴らしいことです。でも、頑張りすぎていませんか?
私もかつては、「もっと頑張らなきゃ」と無理をし続けていました。家族を大切にしたい、仕事で成果を出したい、誰かの役に立ちたい。そう思えば思うほど、自分を後回しにしてしまう。
でも、あるとき
「自分がすり減ってしまったら、大切なものを守る力さえなくなってしまう」
そう気づいたんです。
心が疲れたら、休んでいい。
身体が悲鳴をあげたら、いたわってあげていい。
大丈夫。
自分を大切にすることは、決してわがままではありません。
むしろ、それは「大切なものを守り続けるために必要なこと」です。
夢や信念も、かけがえのないもの
そして、もう一つ。
それは夢や信念です。
長い人生の中では、何かを守るために夢や目標を諦めなければならないことがあるかもしれません。
色々なことを諦めてここまできたという方もいるでしょう。
「諦めてしまった夢や目標、本当に手放すしかなかったのでしょうか?」
本当に大切なものであれば、形を変えながらでも持ち続けることができるのではないでしょうか。
私も、かつて思い描いていた夢の形が変わっていくことを経験しました。
「もう目指すことはない」
「手放すしかない」
そう思ったこともありました。
でも今、私はこう考えます。
「夢は柔軟にカタチを変えていける、今の自分に合ったカタチで守り続けていけばいい」と。
あなたの夢は、今のあなたに合った形に変えていくことができるはずです。
あなたにとって、守るべきものは何ですか?
それは、目に見えるものかもしれません。
家族、健康、友人、大切な仕事…
あるいは、心の奥にしまっている大切な想いかもしれません。
夢、信念、譲れない価値観…
どんな形であれ、自分が守りたいものを大切にしながら生きることで、人生はより豊かになっていくのだと思います。
時には立ち止まり、そっと自分の心に問いかけてみてください。
「私が本当に守りたいものは何だろう?」
そして、その答えを見つけたとき、大切なものを守るための一歩を踏み出してみてください。
その一歩を踏み出したとき、あなたの人生は確実に変わります。今、この瞬間から、大切なものを守るための一歩を。
この記事を読み終わったらぜひ伝えてください。
大切な人に、自分自身に「ありがとう」と。
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