彼女と自転車乗ったあの日。
大人になれば自然と恋人ができると小さい頃は、思い込んでいた。
両親みたいに
自然に仕事について
自然に出会い
自然に結婚して
自然に家族ができて
自然に1人暮らしをして…
そんなふうに運命みたい着々と未来へ進んでいくかと思っていた。
しかし現実は、そんな真っ直ぐストレートに人生歩める程、美しくない。
Mapは、ぐにゃぐにゃしてて
どんなに地図を読もうと一生懸命になっても
真っ直ぐ
ストレートに辿り着かない。
私の人生も沢山寄り道をしてきた。
今も相変わらず恋愛とは無縁の生活を送ってて、パートナーは、いないが
ありがたいことに私の事を好いてくれるお友達がいて感謝でいっぱいだ。
今回は、そんなお友達と過ごす透き通った透明なプライベートの休日のお話をしよう。
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私には、大切なお友達がいる。
その人は、私より1個上で
素直で
明るくて
真っ直ぐで
ポジティブで
気遣いできて
心がすごく綺麗な方で
少しだけ変態で(笑)
人を大切にできる方で
節約上手で素敵な方だ。
彼女は、高3の冬に脳出血で倒れた影響で
右半身麻痺と高次脳機能障害になったらしい。
今では麻痺になりながら足腰を上手に使い、リハビリ頑張り歩ける程、回復したが走るのできないんだと私に話してくれた。
元々地頭良くて偏差値の高い私立高校へ通ってた彼女。
その後、事務職の特例子会社で現在勤めている。
彼女とは、偶然が重なり仲良くなったが
出会ったきっかけは、話長くなるのでまたいつか話そう。
ーーー
そんな彼女は、脚が長くてスラっとされてて背が高い。
アウトドアとインドア両方好きで
特に自転車が好きらしい。
私は、ちょうど鬱シーズン入ってて気持ちが沈んでた時に彼女からLINEがきた。
『よかったら立川にある昭和記念公園でサイクリングしない?
その後、立川のららぽーとにある犬カフェにも行こうよ。』
私は彼女が提案してくれた遊びに最初は、悩んだ。
ちょうど色々重なってしまい鬱になってて
メンタルぶっ壊れてたのだ。
でも彼女に会いたい。
そんな気持ちがカレーが煮込むかのようにぐつぐつ湧いてきた。
そして彼女は、そんな私を心配してくれて
LINE通話をかけてくれて
お話聞いてくれた。
私も赤裸々に今の体調を話した。
私『ごめん明日99%行けないかも』
彼女『大丈夫。無理しないで。悲しくなるけどえりかちゃんの体調大事だから。でも明日は会える可能性ある1%にかけて私は信じるね。』
そう話してくれて
いつの間にか…
なぜかお友達なのに
心がときめいている
私がいて…
明日頑張って行くぞという気持ちがグツグツ湧いてきた。
翌朝
心の疲れが溜まってて体調は、あまりよくなかったけど
彼女に会いたい気持ちが1番湧いたから
朝6時に起きて
ウォーキング行って
シャワー浴びて
メイクして
不器用な手で髪を巻いて
いつの間にか彼女に会いたい気持ちがNo1と切り替わってる私がいた。
あんなに体調悪かったのが嘘のように
別人に切り替わってて
彼女に会いたくて仕方がない気持ちで溢れた。
ーーー
お昼に昭和記念公園近くの最寄駅で彼女と待ち合わせした。
2週間ぶりに会うから
緊張して
ニヤニヤ止まらなくなりそうで
恥ずかしくて切符売り場の隅っこに隠れて待ち合わせ。
ニヤニヤしながら切符売り場辺りでかくれんぼしたら
彼女からLINEが届いた。
彼女『どこにいる?隠れてるな。でてこ〜い』
そのLINE見た瞬間、もうニヤニヤが止まらなくて楽しんでいる私がいた。
ーーー
そして彼女に見つかって
一緒に昭和記念公園へ向かった。
私よりほんの少し大きな手をされている彼女の手に興味湧いて
彼女と手を繋いでみた。
彼女の手は包み込まれてるかんじがあって
フィットしてて
すごく気持ちよかったのを覚えている。
あぁ…すごく気持ち良くて…包み込まれてて…幸せ。
安心感のある包容力だ。
ーーー
私は身長152cmなので
足が短いから自転車の高さ調整でクルクルしようとしたら
固くて動かない…
だからサイクリング慣れしている彼女に全部調節など任せた。
彼女は高身長だから高さ調整MAXにされていた。
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そして一緒にサイクリング始めた。
最初は、自転車なんて1mmも興味なかった。
でも…乗ってみたら
その考えは180℃変わった。
風が気持ち良くて
悩みとか全てがどーでもよくなって
心の疲れが一気にとれたのだ。
右半身麻痺だと分からないほど、上手に自転車漕ぐ彼女。
見た目も普通。
普段は、しっかりされててどこにハンデあるか分からない彼女も
色々な壁を乗り越えてきたのだろう。
軽やかで爽やかで
嘘のない真っ直ぐで透き通った表情。
こちらに気遣いしてくれてペースも合わせてくれる。
太陽の光を浴びて
楽しそうにサイクリングしてる彼女の姿は
誰よりも綺麗だった。
ーーー
その後、途中休憩で駄菓子屋さん寄ってお菓子買ってくれたり
熱中症対策でアクエリアスも買ってくれた。
好奇心旺盛な私は、少しだけ彼女を置いてって休憩所周辺を1人でお散歩などして過ごした。
彼女は『大丈夫。座って待ってるから』と言ってた。
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その後、雨降りそうな怪しい天気なってきて雷がゴロゴロ聞こえてきたから急いで自転車返却して
昭和記念公園は、一周できなかったけど
またいつかリベンジしたい。
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その後、立川にある
ららぽーとへ行った。
ららぽーとの中にあるアニマルカフェでワンちゃんと触れ合ったり
彼女は、鳥が好きで
鳥によく触れ合っていた。
鳥に指先噛まれても
へっちゃらで楽しそうにされてたのが印象残っている。
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その後、一緒に服巡りしてお買い物をして
歳上の彼女は、よくサラダも頼んでくれて
一緒にシェアして食べるのがお互い好きなのだ。
一緒に美味しいの食べて
何気ないお喋りをして
心が元気になった
休日でした。
そんな透き通ったプライベート休日でした。
読んでくれてありがとうございました(*´꒳`*)
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