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軽度知的障害が発覚して5年が経過しました。

医者に軽度知的障害を告げられ5年経過した。

自分に知的障害あると知ったのは、

高校2年生、17歳。桜が散り去った暖かい春だった。

17歳の時に受けた知能検査。wais3。
当時は、IQ68でした❣️
最初は、学習障害かと思ってたのですが、まさかの知的障害でした❣️


中学生の時に児童精神科で
受けた知能検査結果は
『境界知能』でした。

この時は何で病院へ行ってるのか?
意味がわからなかった。

私は特に『知覚統合』弱いです。

例えば図形系が特に苦手で
折り紙や家具の組み立てなど説明書を読んでも理解ができないため、
隣で教えてくれる
支援者の力が絶対必要です。

目から情報が読めないため
例えば誰かに『あれとって』
抽象的に言われても
相手の身振りや表情が読めないため
相手がとってほしいものを
とってあげることができません。

抽象的な表現を使わずに具体的に
『デスクの上に置いてあるペンを取って。』
言ってくれたら取ってあげることができます。


記憶力が本当になくて
どんなに頑張って集中しても
最後まで相手のお話聞いてる
つもりでも
聞き間違いや聞き逃しが多くて
会話内容を完全に忘れちゃうことも多くて困っています😔
勘違いしてしまうことも多いです。



知的障害発覚した後の
病院からの帰り道
母が運転してくれて
座席から見渡す
窓の景色は、全部『白と黒の世界』にしか、見えなかった。

当時、とてもショックだったのを今でも覚えている。

忘れられない衝撃な1日だった。



当時の私は、

ネット番組出演終えて、
練習から解放されて、ひと段落した高校生活を過ごしていた時だった。


6歳の頃から夢だった初めて番組に出演する夢を叶えて、気分も絶好調の時期で

輝いている未来と夢を見て

これから、もっと毎日キラキラ人生を送ると確信していた。
当時はそう、思い込んでたのだ。


しかし!検査結果で医者に軽度知的障害告げらた😂


とても衝撃だった。

診察室に自信満々で入り込む私。

『どうせ天才病の学習障害しょっ?😎(ドヤッ)』

ニヤニヤを抑えながら担当ドクターの診察室を開けた。

そして担当ドクターは、いつもの淡々とした説明で

『残念ながらえりかさんは、軽度知的障害です。』


その瞬間

世界が白と黒にしか見えなかった。


『えっ…?あの…ち…知的障害…?』

最初は、知的障害のこと、(重度〜軽度まであると)知らなくて幼稚で永遠の子供という偏見があった。

『まさか…自分が知的障害?』

『知的障害=幼稚?』

『知的障害=幼くて精神年齢が超低い。=恥ずかしい。』

頭の中でそんな偏見の方程式が止まらなくて

医者に告げられた日は、お風呂の中で、泣いて、泣いて、泣きまくった。


一生、頭脳が止まったまま大人になれないんだ。

と、思い込んでいた。



『嫌だぁ…!うっ…うっ…!うわぁああああ…!ぁっ…!ぁ…!認めたくない!診断ミスだ!』

『私は…!うっ…うっ…ち…知的障害じゃない…!』


その日は、1日中、ずっと泣いてた。

お風呂の中で泣きながら運命と産まれてきた自分と神様を憎んでた。

『神様てっ、本当にいるの?いるなら…ねぇ?教えてくれよ…!!私、何か悪いことした?人を殺したり誰かを傷つけたりしてないのに…!何でぇええよおおぉ…!うっ…うっ…!うわぁあああぁ!!!』


部屋の中で、泣きながら、日記ノートに殴り書きで書いてた。

その言葉が頭の中で、ずっと流れてて

喉が締め付けられて

苦しくて

ずっと泣いてた。

みんなは、普通におしゃべりできて

空気が読めて

普通に勉強ができる。

当たり前に文字を間違えずにスラスラ読めて書けたり

漢字も覚えれて、涼しい顔で書いてる。

計算も簡単そうに解いてて

指を使わずに一瞬で計算できて

電卓頼らずに生きている姿がかっこいい。

コンビニや飲食店のアルバイトも涼しい顔で、できている同い年の高校生が凄くて

多数派の高校生は、普通にできてて、当たり前なことが、多くて

羨ましかった。

私には、持っていないものを多数派の方は、持っていてて

羨ましかった。


当時は、受け入れるまでかなりの時間が必要でした。


それから数日後。


私は、母に八つ当たりをしてしまった。


その日は、学校が休日で


家の中には、私と母がいた。


絶望でどんよりとした私にいつも通りの母。


私は、母に八つ当たりをしてしまった。


『何でっ…私を産んだのよ!?』

涙を抑えるのに必死で喉が痛くて痛くて声が大きくなってしまった。

頭の中のネガティブ思考は、止まらない。

(私は…一生バカのままだ。)


(私は…一生バカ。)


私は、これからも勘違いばかりして恥ずかしい出来事あっても突き進んで生きなくては、ならない。


そんな覚悟まだないよっ…。


(もう普通ではないんだ。)


もうみんなと同じ普通ルートには、いけないんだ。ハッキリ確信した。


すると母は、泣いた。


私は、泣いている母を見てハッ…!となった。


あの時、母は、何か言ってたのをハッキリ覚えてはないけど

母が泣きながら確かこう言ってた気がする。


『確かにえりかは、おバカさんかもしれないけど、IQ低くても誰かを悪気あって傷つけたりしていないじゃない?

それって…凄いことなんだよ!


世の中には、お勉強得意でIQ高い人たくさんいるけど

(一部の話)人を傷つける人だっている。

勉強できてIQ高くても人を殺してしまう人だっている。


例えIQ低くても人を傷つけないのは、凄いことだよ。』

その瞬間、もう泣き崩れてる私がいたのだった…。


2人で、しばらく泣いていた。


あれから障害を受け入れるまでかなりの時間が必要でした。


長年の付き合いで信頼している地元の友達以外には、軽度知的障害あることは、話していてて、それ以外の方には、心の準備ができていなくて
ハンデ隠してYoutuber活動していました。




ただ発達障害カフェや当事者会参加したり

一人暮らしを開始をして
同じハンデ持ちの方々とお会いしていくうちに



『あれ?ハンデあっても本当は、何もおかしいことないんだ!』

そこには、見た目が普通で全然知的障害や発達障害に見えない方がたくさんいた。


高校生?くらいのときに新宿の発達障害カフェ行った時は、綺麗な軽度知的障害のお姉さんもいたりして
抱え込んでるのが伝わったりした。

そして19歳の時に知能検査をもう一度受けることになった。


私は、『どうせ軽度知的障害なんだろうな〜』思いながら
軽い気持ちで知能検査を受けた。


そして検査結果がやってきた。


担当ドクターに呼ばれた。


もうドヤ顔しないでサラーと診察室の扉を開けた。


検査結果は…

私は『おっ、平均IQ70ですか…軽度知的障害ですか?』

するとドクターは少し難しそうな顔して

『う〜ん…これは知的グレーだね。』

私『あっ…境界知能か。』


私の頭は、止まったままではなかった。

ちゃんと少しずつ

ゆっくりと発達されているらしかった。


大丈夫。私は、大人になれるみたいでした。



そして21歳で、横浜で一人暮らしを始めた私は


軽度知的障害持つ知り合いからの紹介で当事者同士でよくご飯へ行くようになってから

偏見がさらに消えた。


ハンデある彼らを見て思ったことは

『なんだ〜全然本当は、何もおかしくないんだ。』

『普通に堂々と歩いて笑っていい。』

彼らは、温かくて優しい空間だったのを覚えている。

彼らのことを、何もおかしいと思わなかったのなら
私は、きっと…

自分のことをそんなに責めなくて良いんだなと思えたのだ。

引っ越して気づいたことは…


田舎より都会の方がマイノリティーやハンデちゃんにたくさん出会えて


たくさん刺激を受けた。


改めて、山奥の田舎から出て


都会へ上京できてよかったと思えた。


これからも


この目で


いろんな環境や人を見てみたい。


優しくて温かい空間の世界や


時には


人には言えない程の黒くてドス黒い闇の世界も


この目で確かめて真実を観ていきたい。



これからどんな未来を歩むんだろう。


しんどいこともあるかもしれないけど


きっと今の自分なら大丈夫だと信じている。


なぜなら

周りからの助けがあって

私は、ここまで生き続けた人間だからだ。


これからもいろんな人にたくさんお力を借りることがあるかもしれない。


ただ私も


誰かの役立つ日が来たらとても嬉しい。


日本では、『人に迷惑をかけてはいけません。』

教えられるけど


インドでは逆で『人に迷惑をかけても良い。ただ誰かが困ってたら助けなさい。お互いさまだよん。』

後者のインドの考えが好きだ。

みんなも私も

人に助けをもらって


ここまで生き残れたのだ。


最後の命…心臓が止まるまでに


君は、何をしたいでしょうか?


君は、この人生に何かやりたいことや残したいことはあるでしょうか?


君は、最後の人生に何か面白いことに挑戦して賭けたいことは、あるでしょうか?


あってもいいし


なくてもいい


何気ない日常に穏やかに時間が流れて色が少しでも見えればそれで充分幸せだ。


これからの未来だって、きっと君なら大丈夫だ。


私も大丈夫だと信じている。


例え、間違えてポンコツなことやらかして顔が赤くなってしまっても

全部!後で笑いになるネタに変えようと思っている!😁



読んでくれてありがとうございました✨🙇‍♀️


これからも皆様のこと、応援しています!


サポートよろしくお願いします!