株式会社セブン・ペイがピッチコンテストに出たら、予選落ちしてしまう
いやもう挑発的なタイトルで恐縮ですが、この一文が言いたいだけです。
7payで不祥事が発生し、その会見をみて驚きました。「なぜセブンペイ株式会社の広報担当及び危機管理担当は、この社長を会見に出席させたのか...?」と考えずにいられない会見でした。
コンビニエンスストアの中ではセブンイレブンが最も好きで今も好きですが、グループ会社の不甲斐なさを見てなんだかガッカリしました。一瞬ならず三瞬くらいは「あれ?セブンイレブンがオンライン決済始めたならアプリ入れよっかな?」とレジの前で考えたこともありました。今となっては、その三瞬全てでパスして、セブンペイを使い始めなかったのは本当に良かったです。
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わたしはベンチャー企業で広報の仕事もさせていただいています。(楽しいです)
CEO、つまりウチの会社のシャチョーがメディアに取材された時に、掲載前の原稿を確認したり、ピッチを聞いたりする機会がよくあります。
スタートアップのCEOはとにかく様々な場所でなぜこの会社を興したのか、どうしたいのか、社会にどんなインパクトを与えたいのか、そんな課題を解決してどうしたいのかを話してまわります。とにかくすごいな、パワーのいる仕事だなと思います。
スタートアップのピッチで、セブンペイ株式会社の記者会見での社長の受け答えのような答弁をするCEOはいません。まずいません。セブンペイ株式会社の社長は、自社のサービスを説明できない、概要を説明できない、二段階認証さえ説明できない。せめて説明できないなら読み上げることのできる想定問答の原稿を持っていたらよかったのに。
あんなでピッチに登壇したら在り得ないですしあんな状態でしか受け答えができないのにピッチに登壇するスタートアップ起業家はいません。
今回の記者会見の後にネットでは「小林 強 自身の脆弱性を露呈」など書かれているのを見かけました。悲しすぎる。
http://diary.ponkichi01.com/?p=11695
なぜ広報担当と危機管理担当は、あの社長を会見に臨ませたのか。なぜ社長は、会見で予測される質問と答えの準備もせず、会見にのぞんだのか。
なぜこうなってしまったのか、広報業務に関わる端くれとして、非常に気になった会見でした。
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