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色と私 7 [色]のはじまり[世界]のはじまり
白と黒はどこからきたんだろう?
白と黒は、[明度]しかない無彩色。
厳密にいうと[光と闇]そのもの。
光と闇のはじまりのシーンは、創世記にも描かれてる。
(旧約聖書 創世記 1章より)
なんにもなかった空っぽの世界に、[光]が生まれたから、
同時に、その対極に[闇]が生まれた。
こういうことって、身近なあらゆる物事に当てはまってるよな〜。
たとえば、
表と裏。
「表」が発生したと同時に「裏」という概念が現れる。
前と後ろ。
これも、こっち側が[前]と決まった瞬間に[後ろ]が決まる。
右と左も。
上と下も。
高いと低いも。
明るいと暗いも。
熱いと冷たいも。
物事は、なんでもない状態だったところに
[意識]が加わると[概念]が立ち現れる(...んじゃないかな。深堀り中)
(たとえば、ただの[点・]があったとして、
その点の[上]を意識した途端に、対極側に[下]も発生する)
じゃあ、計測する実体のない
[感情]とか[解釈]みたいな
フワッとしたものにも当てはまる?
好き と 嫌い。
善い と 悪い。
おいしい と まずい。
…うん、当てはまる。
じゃあ、次。
[私]の対極はなんだろう。
[私]と[私以外]?
ということは、つまり、個と全?
お〜これは、ボーダレスTを作った時に言語化した
独占 と 共有。
の概念に通づる気づきだな〜
「これは私のもの」ときっちり線を引き
他者と分断することを「独占」といいます。
[独占]は果たして豊かさを生むでしょうか?
私のものとあなたのものの
境界線(=ボーダー)を融合し
皆でシェアして繋がっていけば
より豊かさに発展するのではないでしょうか?
だいぶ話がそれたけど、
(逸れるけど、これはこれで深掘りたいので、別記事でやろう)
世界の始まりは、対極性が生じたことで始まって、
この世の中は、極と極の間に存在しているようだ。
色も、この世界も、[始まり]と[終わり]の間に広がっている。