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アメカレに入学を決めるまで②

(前記事からの続きです)
アメカレに長男を通わせるかどうか踏ん切りがつかないまま
願書配布&入学説明会が開かれることになりました。
入学希望者はなるべくご参加くださいとのアナウンスでした。

説明会は夕方からで、会場に入れるのは大人のみ。子どもは連れていけないので、家族の連携が必要です。
夫と相談し、アメカレを志願するかどうかはまだわからないけれど、願書をもらいにいくことはしてあげられるね、と、
夫が仕事を早退して子どもたちが学校から帰ってくる時間に家にいてくれることになり、わたしが埼玉まで行ってくることにしました。

「今」できることをまず1つやってみようと。

先を見すぎてしまうと、
見通しが立たないことに挫けてしまいそうになるから。

そんなときは
じぶんの[今]目の前を見て
まず一歩進んでみる。

そんなふうに考えてみると、
抱えていたモヤモヤの捉え方がじぶんの中で変わっていきました。

モヤモヤの正体は、「先が見通せない!」「先を見通して安心したい!」というわたしの欲求だったということに氣がついていきました。

まだアメカレに行けるかどうかはわからない。でも、こうして願書を取りに埼玉まで来ることはできた。

そこに大きな一歩を感じたのでした。

会場に着くと、
「よく来たねぇ!今井家はどうするかなぁと思ってたよー!!」
と創立メンバーが迎えてくれました。

「実はまだ出願するかどうかは悩んでるんだ〜。
だけど、今日ここに来ることはまず一歩、できることだと思ってさー」

「しょうたのために、できることをやってあげるその姿が素敵」と声をかけてくれました。

その日の入学説明会でわかったことも一つの安心材料となりました。
アメカレは文部科学省の認可を受けていない「オルタナティブスクール」としてスタートを切ります。
なので、地元の小学校に「学籍」を置いたまま、アメカレに通うという選択になります。

ということは、日本の義務教育の制度において、アメカレに通っている間も、籍は地元の小学校に置いたままとなり、戻りたければいつでも在籍校に戻ることができるのです。

そう思ったら、無理だと決めつけずに、アメカレに行きたいならまずはチャレンジさせてみるのもありなんじゃないか?と思えてきたのでした。

やらせてあげたいのに「無理かもしれない」と思い込んでいた葛藤
挑戦して「もしダメだったときどうしよう」と尻込みしていた心配が溶けていき、

「どっちに転んでもきっといい経験になるから、大丈夫」と
前向きに結果を引き受ける覚悟に変わっていくのを感じました。

それよりも今「こうしたい!」と胸に湧いている感覚に、素直にしたがってみるほうがいいかもしれないと思いはじめたのでした。(③へつづく)

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