塩は万能薬で万能調味料
わたしは食が健康のすべてだとは思っていないし、
心身の健康はいろんなものが混ざり合っているから
「これが健康だ!」「これが身体に良い!」
という話もしないようにしているけれど、
塩糀のWSで塩の話をしたら
書きたくなったので、ちょっとだけ。
塩についてわたし個人の見解です。
*
塩は身体の血液と同じような成分です。
戦時中は海水を薄めて点滴して回復していた
という話があるほど。
海水の塩分濃度と身体の塩分濃度も同じくらいで
身体の中は小さな海といっても良いほど。
塩は万能薬みたいなものだと捉えています。
身体にはカルシウム、カリウム、マグネシウム、
ナトリウム、リンなどの様々なミネラルがあります。
ミネラルはオーケストラの指揮者や
サッカーの監督のように
身体が正常に働くためには不可欠なもの。
ミネラルは身体を川のように流れているから
いつもそこにあるものではなくて
自分で意識して摂取する必要があります。
ミネラルがなければ
体温も下がるし、免疫力も落ちるし、
イライラしやすくもなります。
脱水症や熱中症、発熱などで
病院に行き点滴を受けると
大概は生理食塩水やラクテック、
ソルデムなどの点滴を受けます(今は名称変わってるかも)。
その成分はナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウムなどの電解質。
つまり塩の成分とほどんど同じ。
点滴にいろんな種類があるのは、
電解質の配分が違うから。
腎臓病の人にはカリウムなしがいいよね、みたいな。
口から水分を取れないほどぐったりしているならば
点滴を受けた方が回復が早いけれど
口から水と塩を取れるなら
簡単に自分で回復できたりします。
病院に行って、並んで受付して、待って、
また待って、お金払って帰るというのが
わたしは手間のように思えます。
病気にならないことも大事だけど、
病気になったときに自分で治す力を
つけることも大事です。
わたしも去年38度の熱出したとき、
お気に入りの塩でおかゆ食べたら
翌朝には平熱に戻って、仕事へ行きました。
母が数カ月前に熱出したときも
同じことしたら、翌朝には下がっていました。
高血圧で「減塩」と言われたりしていますが、
あれは「精製塩」に対してです。
精製塩の成分は99.5%以上が
塩化ナトリウムでできているため
ミネラルはほとんど含まれていません。
ナトリウムは周りから水分を引き寄せるので
血液中に水分が増えます。
そして心臓にも負担がかかるので、
高血圧になったりします。
なので、塩を変えることで
うつ病、高血圧、糖尿病、脳血管障害、
心血管疾患、腎疾患、がんなどが
良くなったという話もあります。
ミネラル成分は心身のバランスの大きな役割を
担っています。
「じゃあどの塩が良いの?」
「どんな製法がいいの?」
「どうやって塩を選ぶの?」
「岩塩はどう?」などと思うかもしれませんが、
「こんな基準で選ぶ」という
わたしの基準は持っていますが
それは正解でもなく、ひとつの意見。
塩に正解はありません。
WSのために家にある塩をかき集めたら
9種類も出てきて
それをみんなに食べ比べしてもらったら
それがまた楽しくて、
これが好き!というものもそれぞれ違うし、
新たな塩も教えてもらったので、
「塩って楽しいなあ」
「また新しい塩を試してみよう」
と、さらに塩の楽しさを感じました。
病気はいろんな要因が重なるので、
塩がすべてじゃないですけどね!笑
でも興味があれば、見直してみる価値はありです。
そして美味しい塩は
自分の料理力が要らないほど、
食事を美味しくしてくれます。
それがわたしの塩が楽しい大部分です。
塩糀もルーティンのように
パパっと作ることも出来るけれど
「今日はこの塩で作ってみようかな~!」
と遊び心を持ちながら作ることで、
料理もさらに楽しめます。
WSでもランチのご飯をいろんな塩をかけて
楽しんで食べてくれてました。
塩って楽しいです。笑