見出し画像

第11章 不妊治療の再開

甲状腺に腫瘍が見つかってからは、
甲状腺機能が亢進しているため 治療の結果が良い方向にいかないリスクが高いと、不妊治療のドクターストップがかかっていた。

甲状腺の腫瘍は原因不明の炎症を起こし、ホルモンをこれでもかくらい放出している。
顔つきは良性。しかし、良性だと手術適応にならない。だから、内服で炎症とホルモンの分泌を抑えなければいけなかった。

私は、子供が欲しいのに不妊治療ができず もどかしい日々を送っていた。

"なんかもう、どうでもいいや”と諦めかけたある日、甲状腺の機能が落ち着いたから不妊治療を再開しても良いと言って貰えた。
この時 不妊治療を中断して1年が経っていた。

さっそく地元のレディースクリニックを予約し、不妊治療を再開。
遅れを取り戻そうと、次のステップに進みたい旨を医師に伝えた。

私の身体は、ホルモン剤が効きにくく治療が難渋していることもあり、ある手術を提案された。

しかし、クリニックでは出来ない手術であり、不妊治療の病院を自宅から60㌔離れた大学病院に変えることになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?