第9章 不妊症の検査
ここまで経時的に治療の流れを書いてきました。
そうそう、いろんな検査をしてきたのに紹介できてないなぁって。
今日は治療と並行して受けて来た検査について語らせてくださいね(^^)
①基礎体温
基礎体温表だけを見て排卵日を正確に知ることは難しいですが、排卵の有無や黄体機能を把握するのに役立ちます。
習慣化するまでは毎日続けるのが大変だと思いますが、朝 目覚めたら起き上がる前にベッドの中で婦人体温計を舌の下にはさみ、体温を測るだけなので、まだ基礎体温表をつけていない方はつけ始めましょう。
はじめての受診で基礎体温表を持っていくと、治療がスムーズに決まるかも知れません。
②血液検査
妊娠には、さまざまなホルモンが関わっており、これらの分泌量などを調べることで、子宮/卵巣の機能不全や排卵障害などがわかります。
ホルモン検査には月経周期ごとにそれぞれ適した検査と時期があります。
③経膣超音波検査
卵胞(卵子が入っている袋)の大きさを測定することで、排卵日の推定をします。また卵巣や子宮の形の異常をみることができます。子宮内膜症や卵巣のう腫、子宮筋腫が見つかることもあります。
④子宮/卵管造影検査
卵管の通りを見る検査です。
お股から子宮内まで入れたカテーテル(管)から生理食塩水(または造影剤)を注入して、卵管の通り具合や子宮の中の異常を調べます。
ちょっと痛み(下痢の腹痛みたいな)を伴いますが、検査は5〜6分と短時間で終わります。
可能なら水の方が痛くありません。
が、うまく写し出されないことがあるため、私は造影剤も使用ことになりました。
造影剤の場合は、薬を入れた瞬間に身体が熱くなります。お股もジワーっと熱くなったので、一瞬お漏らしをしてしまったと焦りました。笑
検査後に少し出血しますが、この出血は問題ないそうです。
⑥精液検査
精子の数や元気度を顕微鏡で見て検査します。
自身でカップに精液を出します。
寒さに弱く、冷えると動きが悪くなるため正しい結果が得られません。
自宅で採取した場合は、3時間以内にカップを胸の谷間などに挟んで(人肌程度で)持って来るように説明がありました。
こんな検査を治療と並行して行って行きます。保険適応で出来る検査、実費の検査、時期によって実費になる検査などがありますので治療費はかなりバラつくと思います。