集中講義:デザインプロデュースをふりかえって
こんにちは!
常葉大学 造形学部 造形学科2年の小澤えりいです。
夏休み期間に、集中講義「デザインプロデュース」を受講しました。
そのふりかえりを綴ろうと思います!✍🏻
拙い文章でとても長くなってしまいましたが、少しでも目を通していただけると嬉しいです☺️
デザインプロデュースについて
デザインプロデュースとは、「デザインを活用し、事業者の問題解決と価値創造を成し遂げるためのメソッド」と紹介されています。(デザインプロデュース概論から引用)
この授業でのデザイン、及びデザインプロデュースの捉え方は、「デザインすることを目的にせず手法として捉え、本来の目的である問題解決・価値創造をするためのデザインプロセス」と自分なりに解釈しました。
✍🏻オンライン課題を通して得た気づき・学び
前半7回のオンライン課題は、デザインプロデュースに基づいた資料を熟読し、実践を行うというプロセスで取り組みました。まずはそこで得た気づきをふりかえろうと思います。
⬆️配布された資料『デザインプロデュース概論』
・知識と実践の学びサイクル
資料を読んで、実際に自分で考える・制作してみるという一連の流れが、まさに教授からもよく教えていただく、「知識と実践の学びサイクル」だと気づきました。
このサイクルで、インプットを自分ごととして捉えることができたように思います。
日常生活でも、小さなことからアウトプットをして、知識を自分ごと化するように心がけたいです。
グループワークで制作したもの
地域ブランディングにおけるデザインの考案・制作を4コマ授業×4日間でグループワークとして実施しました。
私たちは“ひなん所になる複合施設”【もしもーる】を考案し、そのための制作に取りかかりました。私は広報用のチラシ制作をメインに、SNSの運営とグループ全体のグラフィックデザインをサポートしました。(※広報用チラシおもて面にあるフロアのグラフィックはメンバーが制作してくれたものです。)
ここからは、グループワークで得た気づきや学びをふりかえろうと思います。
✍🏻グループワークの観点での気づき・学び
・報連相の重要性
当たり前ではありますが、今回改めて実感したことです。メンバーが伝達なしに制作に取り掛かっていたことや、グラフィックが完成してから相談を受けたことで、混乱してしまう場面が少々ありました。
今後のプロジェクトや制作、社会に出てからも、報連相の量を増やすように自分自身も意識して気をつけたいです。
✍🏻デザイン実践の観点からの気づき・学び
・やっぱりコンセプトは大事
こちらも当たり前のことではありますが、今回の制作物を見返して実感できることです。
コンセプトの言葉であった「いつも」と「もしも」について、メンバー全員が理解を深めることができました。
これは、2つのキーワードからイメージする単語や言葉を洗い出すブレインストーミングの実践が効果的だったと考えます。(実際は眠気覚ましのために提案したものだけれど、結果的に…笑)
ブレストにより、コンセプトに対する共通認識が生まれ、メンバーの緊張感が無くなったように思います。おかげで制作の方向性が定まり、作業が捗りました。
・いつでも手を動かす、簡易でいいからまずプロトタイピング
今回、いつも以上にスケッチブックやポストイットを活用する場面が多かったです。施設の内容を話していて、明確に理解できない部分があったので、咄嗟に施設のイラストを描きました。
口で話すだけではイメージしづらく、認識がずれていた施設の設計や要素を、イラストと端的な文章で視覚化し全員が同じ理解になったことで、制作物の迷走から脱却することができました。既に考えていたことへの問題点や、改めて必要になる要素への発見にも繋がりました。
手を動かして視覚化する、この簡易的なプロトタイピングによって、今回のグループワークが流動的な取り組み、制作になったと考えます。
・課題解決の規模感の難しさ
今回考案した「もしもーる」という施設は、資金や土地の規模感が非常に大きいため、実現可能性は低いと思います。
これは、解決しようとする地域課題(今回ならば地震や災害に関する課題)がそもそも社会的で大きな規模感だからではないでしょうか。
住民規模で出来るような地域課題の解決をしてみたいと思いました。そのためには、まず地域のことを住民視点で知ることが欠かせないと考えます。
さいごに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!🙇🏻♀️ 普段、教授から教わることを実感することがほとんどでした。アウトプットで自分ごと化することをもっと増やしていきたいです。