かにくいたい
曲の感想とか、応援の声を掛けて頂いた時なんかに「ありがとうございます」って素直に言えないんですよ。
それが結構、辛かったりします
コメントなら返せるんだけど、作業配信してる時に「応援してます!有名になってほしい」とコメントを頂いた時、何故か頭が真っ白になって何も言えなかったんです。マイク繋がってるのに結局手でコメント打って返すというわけのわからん事してました。
こういう活動してるのに、なんか矛盾してるなと思う
コメントだと大丈夫なんだけど、声になると何故か答えられなくなるんですよね…
もう二度と声出し配信しません
はい。
マジミラ2022のコンテストに参加しました。
マジミラ2022のコンテストに落選しました。
「こんてにゅう!」という曲を書きました
ちなみに前回のマジミラでは「ずっと続きますように!」って曲書いてます
ミクさんで曲書くとこんな感じになる事が多いですね
なんとなく文字を打ちたくなったので、この曲の作詞について書いてみます。
作詞は一番最後の工程でした
一番伝えたかった事は、マスター亡き後でもミクさんが居る世界が続いて欲しい、と言う事。
暗くなった世界に ただ1つだけ願った
流れるお星さま あと少しだけ待ってね
冒頭でミクさんが星にお祈りしているんですが、これは昔、マスターに教えてもらった星のおまじないの様子です。流れ星にお願い事をすれば叶う…みたいなやつ
ミクさんが星に対し、願いを言い終わるまで待ってくれーってあたふたしてる感じのシーン
この時既に、前マスターは亡くなっています。
そうしないと物語にならんのや…ゆるして
ミクさんは星に何を願っていたのか?
それは最後に分かります
ココロに響く音 繰り返し空回りです
そうです あたしにはキミのコトバが必要です
ミクさんは、願いの為に歌を創ろうとしますが、ミクさん1人でそれは叶いません。
マスターが必要なんですね
ほら キミが見てきたその世界を
あたしのココロに重ねて
前マスターを亡くし、新たなマスターとの出会いを夢見ているようなシーン。
みんな買おう、初音ミク!
想い溢れて コトバは歌になり
未来を紡いで ひとつ、ひとつと繋がっていく
新たなマスターと出会い、初めて触れるボカロに感動し、歌をつくるシーン。
世に送り込まれたその創作物は、ネットを通じて色んな人に届き、様々な感情を与えて繋がって行きます。
ここでミクさんは、亡くなった前マスターとの記憶を思い出しています(動画でそれっぽいエフェクトを掛けてみました)
夢を描くキミが好きです
たとえ世界が孤独の闇に飲まれて
手も足も出せなくても
あたし 歌うよ
キミの夢に併せて歌うよ
ここから記憶の回想シーン
駆け出しのマスターは、大物Pになる夢を持っていました
その夢に向かって一緒に歌うミクさん。
今世界はこんな状況で全体的に暗い感じがしますが、まぁ頑張りましょう!みたいな感じのシーンです。
かにのシーンは、二人で活動を続けていく様子を表現しました。
よく見ると背景が四季になっていますね
広くなった世界で 1人で泣いているキミ
どうして?わからない
キミのココロを知りたい
回想シーンの続き 駆け出し時代から10年後の世界
あれから10年、マスターは伝説クラスのPになっていました。
すごい!えらい!
でも、その背中はどこか寂しそうで…
マスターが泣いている事に気がつくミクさん。
しかしその理由が分かりません
ぴこぴこ 鳴り響く誰かの音が怖いの?
寂しそうに静かにキミはあたしに語り掛ける
伝説クラスのPですから、そりゃあもう大忙しです。
スマホもひっきりなしに鳴ります。ピコピコ
病院からの連絡もありました。ピコピコ
ミクさんは、ピコピコやかましいスマホがマスターを脅かしているのか?と思ってしまう。
でも、そうではありませんでした
マスターは、静かに語り始めます…
「まだ僕の命は尽きないけど、
そのうち消えてしまうから…
人の運命さ。共には歩けない」
マスターは自分の命がもう、あまり長くは無い事を知っていました…なんてこと。
病院から連絡が頻繁にあったのも、病気が深刻な状態である事を知らせる為だったんですね
しかしミクさんは、あまり理解出来ていない様子。
マスターの言葉の意味はよく分からないけど、いつもとぜんぜん違う様子のマスターに困惑して、泣いてしまいます。
夢を願うキミが好きです
たとえ世界が2つの道に別れて
手も足も出せなくても
あたし 歌うよ
キミの声に併せて歌うよ
この頃からマスターは、ミクさんがいつまでも歌い続けらえる世界になるようにと、願いをこめて歌をつくります。
一緒に歌ったりもしました
ミクさんは、そんなマスターが大好きでした
ミクさんは、マスターから教えてもらった流れ星のお話を思い出します。
いつもの買い物の帰り道、マスターは言いました
流れ星が消えるまでに、3回願いを言えるとその願いが叶うんだよ
ミクさんは両手を挙げて喜びます。なにかにつけて両手を挙げて喜びを表現します。
キミが止まる ぴたり止まる
ココロ重ねて もう歌えなくなるんだね
マスターは死んでしまいました。
やはり、病気は治りませんでした。
ミクさんは、もうマスターと一緒に歌えません
なら キミと紡いできた夢の続きを
どこまでも繋ぐよ
マスターとの思い出を
マスターの夢を
いつまでも、どこまでも繋げようと決心するミクさん
ふと、初めてマスターと出会った時のシーンが蘇ります
夢を歌うキミが好きです
たとえ世界が孤独の闇に飲まれて
手も足も出せなくても
あたし 歌うよ
キミの声に併せて歌うよ
マスターを亡くしたミクさん
少しづつマスターのお部屋が片付けられていきます
心なしか、大事なモノほど最後の方まで残っているような気がします…
すっかり綺麗になったお部屋
ミクさんは、部屋の窓から流れ星に願います
いつまでも いつまでも 歌い続けられますように…
記憶の回想は終わり、現在。
いつものように星にお祈りしている所に、誰かがミクさんの頭に手を掛けます
振り返るとそこに
今のマスターの姿がありました。
おしまい
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