心配性ライターの細かすぎるロンドン生活⑰~ただいま勉強中!
英語がわからないと、自分が困るシーンが多いのが海外生活。
危機感と恥は、自分を動かす大きな原動力になる。
ということで、一念発起して英語を勉強することにしました。
わからないって不安だもの。
でも自分の習い事にお金をかけている余裕はないので、無料で受講できるものはないかと探してみたところ、
ありました!
カウンシル(市役所的な機関)が運営しているラーニングプログラムの中に、「英語が第一言語でない人向けの英語講座(ESOL)」が。
週2回・1回2時間半を3か月とか半年とか1年間のコースがあるんですが、なんとどれも無料(税金は払っているけれど)。
パンフレットを見るとどれも9月はじまりか3月はじまりなので、こんな中途半端な時期に潜り込めるクラスなんてあるのかしらと思いつつ、
とはいえ、ここはロンドン。いい加減で適当でゆるい国、イギリス。
たぶんなんとかなるだろう(最悪ウェイティングリストに入れてもらえたら期中でも入れるはず)、とちょうど1週間後に英語力を見るためのテストがあったので、申し込んで受けてきました!
いったいどのくらいできたのかできなかったのかもわからず、
「英語を教えることには興味ある?」と意味のわからないことを聞かれ(全員に聞いてるっぽい)、
E1とE3(2はどこいった??)のどっちがレベルが上なのかもよくわからないまま、次の週からE3のクラスに参加していいよ、とのこと。
あれ、これオンラインじゃん!!
と思っても2時間にわたる英語テストで脳疲労が限界を迎え、抵抗する気力もなく、もういいか、すぐ受講できるっていうし・・・と今期はオンラインで参加することに。
(授業の合間の雑談を一番楽しみにしてたのに・・・)
その1回目の授業が今日でした!
夕方5時から7時半までの、2時間半。
いやー、冷や汗!!!
とにかく単語が、特に綴りが全然わからない~~。
急にあてられるし、急にブレイクアウトルームにわかれて話し合ってこいっていわれるし、
英語で3単元のSを教えられるし・・・。
もし次男を現地校にぶち込んでいたら英語の授業ってこんな感じなのね、そら大変だわ・・・と想像しながら、「当てられませんように」とコッソリ祈りながら、手元のスマホでせっせと辞書を引く2時間半。
しっかり得られました、危機感と恥。予想以上。
これはちゃんと単語の勉強もしないといけないし、英文に慣れておかないと。
先生の問いかけや言っていることがわかっているのか、わかっていないのかの意思表示くらい、ちゃんとしないと。
くしくも「日本人の英語力は92位で過去最低」という記事を読んだところでした。
そりゃ、日本の中にいれば英語が話せなくても危機感も恥もないんだから、やらないよね。
国内に大きな市場があり、1億人を超える人口もいて、国内で日本人を相手に商売していても豊かに暮らしてこられた。
教育環境も整っていて、日本でビジネスをするために必要なステイタスは国内でまかなえてきた。
国内に仕事がない、稼げない、国外と取引しないと商売にならない環境にある国の人とは危機感が違う。英語圏に出るのにかかるコストも大陸とは全然違う。
でも、夫はロンドンに来て「英語を話せないやつは猿と同じ」という環境で仕事をしている。
アジアを含めていろいろな国から赴任してきているけれど、英語をまともに話せないのは日本人だけなんだそう。
そしてちゃんと成果を出さないと、2年契約だろうが1年で返される。
そりゃあ必死になりますよね。。毎晩一生懸命英語に向き合っています。
きっと次男が大人になるころにはもう、「国内だけで閉じていても豊かに暮らせる」時代は終わっているのだろう。
海外から人に来てもらって仕事を手伝ってもらったり、より待遇の良い仕事を求めて海外に職場を求めて出たり。それが当たり前になっているんだろう。
でも英語さえ習得すれば、海外で暮らすことも働くことも、思っているよりはハードなことではないはず。
日本人の仕事ぶりは、サービス過剰なところはあっても優秀だし、高品質で真面目だ。頭もいい。
圧倒的に難解で複雑な言語を操る日本人だからこそ、複雑で繊細な思考力があるんじゃないかと思っている。思考は言語を使ってするものだから。
新しいアイデアを生み出せないわけがない。
ということで、子ども達が未来に希望を感じられるように、カアサンも英語の勉強がんばるよ。
リスニングの練習をかねて「Paddinton in Pelu」も映画館で観たよ。
日中アマプラで「SHAROCK」をせっせと観ているのも、英語の勉強のためだよ。ほんとだよ。