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心配症ライターの細かすぎるロンドン生活期①~何より大事なお金の話

始まりました、ロンドンライフ。

「うらやましい!」という言葉をよくいただきますが、
とにかく生活を立ち上げるのに必死で、手探りで進む日々。
毎日がアドベンチャー。

ロンドン生活の立ち上げ期の今、何をしているかというと、

BCPカードの受け取り(←来年からオンライン化されるらしく、物理カードをもらうのはあとわずか。カードには有効期間2024年12月31日と書かれていてビビるけれど、オンライン上で見るとちゃんと2年間になってる)
賃貸の部屋の契約
ブロードバンドの工事申し込み(申し込んでから工事まで11日・・・)
TVライセンス申し込み(←これはNHKのようにBBCをちょっとでも見るなら支払わなければならない視聴料のようなもの。年間3万5000円くらい。バレると1000ポンドの罰金を求められることもあるらしい)
日本人学校の面接

こうした手続きを着々と進めているのですが、なぜ早々にTVライセンスを申し込んだかというと、

「私の日本のメインバンクを使えるようにするため」
です。

現在、振込や残高照会もできません(涙)

一般的に銀行は日本在住の人が対象で、海外に拠点がある人は口座を持てないことになっています。
ただ、一部の銀行では海外に引っ越しても手続きをすれば一部のサービスを利用できる仕組みを持っているところも。

私のメインバンク、某メガバンクにはグローバルサービスという、海外居住者向けのサービスがあるというので気の小さい私はそれに移行することに。
(海外のIPアドレスから頻繁にアクセスがあると不正利用を疑われて止められることもあるとか)

日本にいる間に申し込みにいき、なんだかんだいちゃもんをつけられて面倒くさい手続きをやっと完了して、これでOKかと思いきや、窓口のお姉さんに最後に言われたのが「海外に行った後に、現地から住所変更の書類を送ってもらわないとサービスの利用は始まりません」。
早く言ってよ~~~~(涙)

だいたい、この時代に手続きは窓口のみ・問い合わせは電話のみ(時差あるっちゅうねん)。
住所変更の手続きは郵送のみ。返送用封筒は切り取り式。どこいった、ペーパーレス化!(イギリスは公的な手続きも何でも、だいたいオンラインで完結するそう)

しかし現金という首根っこを押さえられているので仕方なく、住所変更の手続きをがんばる。
生活費(主に食費)がバカ高いロンドンにいてデビットカードの残高がなくなると、あっという間に干上がってしまうので。。

必要なのが、窓口で渡された住所変更用紙2種類とパスポートのコピー、英国での住所を証明する書類

え、英国での住所を証明する書類・・・?

不動産の契約書や公共料金の請求書の宛先はすべて夫名義。
パスポートやBCPカードに住所はなし。
私がここに住んでいる証明は何をもって・・・?

ということで困った時は領事館。
サイトを検索すると領事館で発行してくれる「在留証明書」をゲットできれば、それが公的なものになる様子。これや!

ということで在留証明書ゲットの手続きを調べると、

・旅券
・戸籍謄本(本籍地を記載するなら)
英国での住所を証明する書類

3番目、めっちゃ最近聞いたことあるフレーズ・・・。

で、領事館のサイトに載っていた例として、

  • 英国の運転免許証(発行日は問いません)

  • 電気、ガス、水道または携帯電話の請求書または契約書

  • 英国国内の銀行のステートメント

  • NHSからのレター

  • Council Taxの請求書

  • TVライセンスの請求書

  • NHSメディカルカード(現住所の記載のあるものに限ります。発行日は問いません)

とある。

運転免許証はつい1週間前、出国直前に国際免許証を発行してもらったばかりだからダメ。
銀行はまだ開いてないし、夫の名義。NHS(健康保険的なもの)からのお手紙もまだこない。
カウンシルタックスも、部屋を契約したばかりでいつ来るのかわからないし、契約者は夫。

ということで、私が見つけた突破口が「TVライセンスの請求書」。
TVライセンス料を私が払えば、私の名前で領収書が出るはず!

これや・・・!これしかないナイスアイデアや・・・!!
ということで、夫には「後で請求するからね!」と念押ししてライセンス料を払うと、即座に請求書がメールで届く。

それをまずプリントアウトしなきゃいけないけれど、ロンドンにはコンビニらしいものはなく(お菓子や飲み物を売っている小さな雑貨屋みたいなのはあるけれど)、複合機が見当たらない。
なんでもイギリスはペーパーレスが進んでいるので、コピーしたり出力したりする機会が全然ないのだとか。
(えー、ゲラとか資料は紙で見たい派なのにどうしよう。早々にプリンターを買うしかない)

いや、でもどっかいっこくらいあるやろ!といろいろ調べると、文房具やさんや図書館などで出力できるところがある(探せるアプリもある)とのこと。←こういう体験談めっちゃ貴重。なので私も細かく書き記していきます。

隣町の文房具屋で出力サービスを発見し、早速行ってみることに。

USB(今どき!)に保存して持っていき、お店の人に頼むとパソコンに突っ込んでどれ?と確認して出力してくれた。
A4モノクロ1枚、約500円也!!!
セブンイレブンなら10円・・・。カラーでも50円・・・。高い・・・。

STEP1の出力を無事クリアしたので、それを持って翌日領事館へ。
STEP2の「在留証明書を手に入れる」ミッションに突入です。

ボディチェックと荷物チェックを受けて入り、整理券をゲット。
窓口で呼ばれて「これで住所の証明になるでしょうか」とおそるおそるTVライセンスの領収書を出すと、「領事に確認します」と言われたものの、無事OKとのこと!
はー、よかった。

ただし最後の難関が、手数料は現金のみということ。
ロンドンに来てまだ一度も現金を手にしていないのに~~~。

ということは事前に調べていたので、朝ATMでWISEの口座から現金を下ろすことに初挑戦してました。道路に面した壁に埋め込まれたATMでお金下ろすの、こわいよう。。

初現金決済も無事クリアして、STEP3の「追跡可能な国際郵便で送る」へ。
もらってきた在留証明書も入れて、「インターナショナルトラックドで送りたい」と伝え、郵便料金を支払えばコンプリート!
※事前にネットで見ていた料金より3ポンド(約600円)も高いのはなんで??ボラれたのかな・・・。


そんなわけで、日本の預金を海外でも取り扱えるようにするためにかかったコストが、
・領収書出力 2.5ポンド
・在留証明書発行手数料 7ポンド
・郵便料金 10.55ポンド
領事館までの交通費も入れたら5000円は軽く超えている。

なんだかなーーー。いろんなところでDX進めてほしい。

でもこうしたアドベンチャーを一つずつクリアしていくたびに、ああここで生活していくんだなと実感がわきつつあります。生きる。


次の冒険は、Amazonの受け取り。置き配のない国でちゃんと通販で買ったものを受け取れるのか。これをクリアしたいと野望を抱いています。
(スーパーでオンライン注文したものを受け取ってみよう大作戦は、カード決済に失敗)






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