【RIZIN】RIZIN.26 朝倉海vs堀口恭司 勝敗を分けたポイントを分析!
大晦日のRIZIN.26が幕を閉じました。
コロナ禍の中、日本人中心の大会でここまで盛り上がりを作り出したのは本当に凄いと感じたし、PPV視聴でも熱と盛り上がりを感じる事が出来て凄く楽しい大晦日になりました。
ありがとうございました。
さて、大会全体の話はここまでにして
ここからはメインイベントとして行われた
RIZINバンタム級タイトルマッチ
朝倉海vs堀口恭司について
書いていこうと思います。
勝敗を分けたポイントを自分なりに分析したので、良かったら最後まで読んで頂けると嬉しいです!
※ここに記載している内容はあくまで僕の格闘技知識と試合動画を見て分析した内容ですので、実際に陣営が立てた作戦・プランとは異なる場合があります。
試合中の選手の狙いも同様です。
あくまで分析ですので、その辺はご了承下さい。
☆堀口恭司の独特な打撃☆
堀口恭司の打撃は伝統派空手をベースにしており、相手の攻撃が届かない遠い距離から一気に間合いを詰めて打撃を当てる独特なスタイルを武器にしています。
フェイントをかけながら異次元のスピードで間合いを詰めてくるため、相手としてもカウンターを合わせる事が非常に難しい選手です。
☆対戦した選手の堀口対策☆
過去に対戦したイアン・マッコールやベン・ウィンは堀口の強みを消すために自分から圧をかけて強引に間合いを詰める作戦を取りました。
(組みの展開になる事を想定してレスリングシューズ着用し、実際に優位に立ったウィンの作戦はかなり理にかなっているものだったと思います。)
バンタム級トーナメント準決勝で対戦したマネル・ケイプは、圧をかけてリング中央を陣取りますが先述の2人ほど強引に間合いを詰める事はせず。
堀口の飛び込みに合わせてカウンターのタックルを決めて組み、ごちゃごちゃした展開に持ち込む作戦だったと思います。
ワンマッチで対戦した扇久保は、時折圧をかけて強引にタックルに行ったり、堀口の飛び込みに合わせて組みに行ったりと作戦が一辺倒ではなかった分、堀口が苦戦して判定まで行ったと僕は考えています。
バンタム級トーナメント決勝で対戦した石渡伸太郎は、ケイプと同様リング中央は譲らないものの、強引に詰める事はせず。
組みに行ったケイプと違うのは、堀口が飛び込んで距離が縮まった所で打ち合う作戦だった事。
過去に堀口と衝撃の打ち合いを演じた石渡ならではの作戦だったと思います。
いずれも堀口恭司に組み負けたり、打撃で倒されて負けていますが、ここまでの対戦相手がとった作戦で共通しているのは
「下がらない」を前提にしている事。
ここで堀口恭司がキャリア初のTKO負けを喫したRIZIN.18 vs朝倉海 を振り返ります。
朝倉海は序盤からリング中央を堀口恭司に譲るように下がり、自由を与える「待ち」の作戦を取っている事が分かります。
堀口が「試合前から2R以降は身体がもたないなと感じていた」と言う程の酷いコンディションで試合に臨んだ事も影響があった思います。
1R序盤から不用意に倒しに来た堀口に完璧なタイミングで右のクロスカウンターを当て、追撃しTKO勝ち。
朝倉陣営の作戦と海の作戦実行能力、そして堀口のコンディション不良が重なって完璧にハマった試合でした。
この試合でこの勝ち方をした事によって、RIZIN.26の作戦にも影響が出てきます。
※ここからは今回のRIZIN.26の勝敗を分けたポイント分析になります。
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