人生でふたつめのマザーハウス
マザーハウス。
大学時代に初めてこのブランドのことを知って、ずっとずっと、密かに応援している。
当時は革やジュートのバックが多く揃えてあったのだけど、学生で身に付けるにはちょっと背伸びが必要な気がして、というよりなんとなく身の丈にあっていないような気がしてしまっていた。
だけどどうしても身に付けてみたくて、「社会人最初のキャリアバッグはマザーハウスで買う」と決めたのが2014年。
それから3年、2017年3月。
大学卒業と同時に、最後のバイト代で購入したのが人生でひとつめのマザーハウス、トートバッグ。
それから4年、だいぶ馴染んでくったりはしてきたものの、傷むことなくまだまだツヤを保ったまま現役で活躍してくれている。
さて、2020年11月。
今月私は27歳になる。
ここ数年、インドネシアやスリランカ産の原石から作られたマザーハウスのジュエリーラインがずっとずっと気になっていた。
職人の手仕事感というか、高価な宝石なのになんとなく身近に感じられるデザインやネーミングというか、上品で美しいのに、ちょっとかわいいところというか。
とにかくずっと、気になっていた。
特に、ブルーのジュエリーがインスタやFBの広告で出てくると、漏れなくリンクをクリックし隅々まで確認していた。
元来青好きの私は、青い服や物をみると、どうしても触れたくなる。
これはもはや礼儀というか使命感みたいなものが宿っていてどうしようもないのだけど、とりあえず一度、近くで眺めて、触れたくなってしまう。
言わずもがな、私の周りは財布に始まり家具、服、ピアス、食器など青いものが人よりたぶんちょっと、多い。
ただ、ネックレスだけはどうしても「これですわ!」とときめくモノに出逢えず、青色のデザインをこれまで持っていなかったのだけど、ついに今年、「これですわ!」が夫くんの手により私のもとに届いた。
それが人生でふたつめのマザーハウス。
kobakoシリーズから出ている、ブルートパーズのネックレス。
ブルートパーズは「チャンスを引き寄せる石」とも言われ、仕事・恋愛・人の縁など、自分が捜し求めるものとの出会いを招いてくれるそう。
首元でコロコロ転がるのもまた愛らしいけど、オリジナルの木箱の中でちょこんと輝く姿もまた可愛くて、毎日眺めている。
眺めるだけにとどまらず、話しかけたくなるほど本当に愛らしい。
こんなに美しい石が11月の誕生石だなんて、11月生まれで良かったと思わずにいられない。ありがとうございます。
人生で一つめのマザーハウスは自分から自分へ。
人生で二つめのマザーハウスは夫くんから自分へ。
人生で三つめのマザーハウスは自分から誰かへの贈り物にしたいと思う。
「途上国から世界に通用するブランドをつくる。」
学生時代に出会った山口さんの言葉とマザーハウスというブランド。
あの頃はなんとなく、身に付けるには早いような気がして敬遠してしまっていたけれど、ようやく、身の丈に合う年齢になってきたような気がしていて嬉しい。
ひとりのファンとして、この循環が、もっともっとつながればいいなと密かに思っています。
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