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49歳 90歳からのメッセージを受け取る
私は現在49歳です。この”note”にいろいろと書き綴ることで、自分の今までのことを振り返ったり、自分と向き合ったりしています。
私の海外への転勤が決まり、ずいぶん長い間会っていなかった伯父夫妻が食事に招待してくれました。伯父は90歳、伯母は84歳。若い頃から美男美女で、畏れ多いことですが、まるで上皇陛下と美智子様のような二人だと私は思っています。会社を経営し、若い頃から世界中を飛び回っていた伯父。90歳になった今も、まだ社会の役に立ちたいと現役で仕事を続けています。伯父の側にはいつも、明るく前向きで伯父にとってかけがえのない宝物の伯母がそっと寄り添っています。大好きな二人です。
まだ元気な二人とは言え、年齢を考えると一回一回が貴重な機会です。私が帰国するのはおそらく数年後。それまで元気でいてほしいですが、これが最後の機会になるかもしれないという思いも心の片隅にありました。きっと、伯父夫妻もそう思っていたはずです。
そんな伯父が、私にどうしても伝えておきたいと言ってくれた言葉を、ここに記しておこうと思います。
人生はわからないもの
人生はままならないもの
だからこそ、目の前のことに一所懸命になるしかないんだよ。
自分が思ったとおりの人生を生きる人など、ほぼいない。
みんな予想外の人生を生きているし、
次の瞬間に何が起こるかすら、誰もわからないんだ。
だからこそ、命が尽きるその時まで、目の前のことに一所懸命になって、
人のため、社会のために何ができるか考え続けるんだよ。
それが、90歳になったおじさんからのメッセージだ。
そして、できることなら、家族をもちなさい。
きみの年齢では、自分で子どもを産むことは難しいかもしれないね。
自分で産んだ子でなくても、育てることはできる。
この先、この人かもしれないと思える人と出会うこともあるかもしれない。
縁は異なもの…と言うだろう?
これからまだ長い人生が続いている。
できることなら家族をもちなさい。
この人(おば)がいなければ、おじさんは生きてこられなかったと思うよ。
きみにもそんな人が現れることを、おじさんは願っている。
自分は孤独だという思いに支配されそうになる私ですが、ちゃんと繋がってくれている人がいるんだと思えた時間でした。伯父の真剣な表情とともに、受け取った大切な言葉を記憶しておこうと思います。そして、帰国したら真っ先に顔を見に行こうと思います。
いつまでも元気で長生きしてください。