#001 一目惚れを「ビビッときた」以外の言葉で考えてみる
はじめに
なんか、あの人と付き合う気がした。
ビビッときたんだよね
ありきたりでふわふわな言葉でしか伝えられなかった感覚。今回は、一目惚れの瞬間に脳がどのように働いているのかを考えてみます。
わたしの場合
4年前くらいの前の秋。
ある駅周辺の待ち合わせ場所へはじめましての旦那がやってきた時、白くて明るい光に包まれたような感覚が広がりました。
「ビビッっときた」ってやつです。
会ったことも話したこともなく、失礼ながらむっちゃタイプというわけでもなく。会った瞬間に、あぁ、この人と付き合うなと感じていました。
小っ恥ずかしい気持ちが上回り、人には言ったことはないですが一目惚れだったと思います。
一目惚れの瞬間の脳の反応
この記憶は、運命などの言葉で包んでおけばよいのですが、脳でどのような反応が起こっていたのかを考えてみようと思います。
話してもいない状態で、一目惚れだと感じたのか。
まず一目惚れの瞬間、脳内ではさまざまな反応が起こるそうです。特に重要なのは扁桃体と前頭前野の働きです。
扁桃体とは?(本当にざっくりofざっくり)
好き、嫌い、快、不快などの情動を、他の脳部位と連携をして作り出す場所です。外部から得た情報を分析・評価し、情動を作り出します。特に生命の危機、本能的な感覚、欲求との関連が高いです。
この扁桃体が、恋愛にも大きな影響を与えています。今回は一目惚れなので、以下の情報から、扁桃体が分析・評価したと言えます。
・顔、表情
・雰囲気
・声
・ファッション
・歩き方
また扁桃体が評価する軸として、「過去の経験」や「自分との類似性」が挙げられます。なので、「ビビッときた」という状態は、偶発的なように感じますが、今までの経験から自分で導き出したと言えます。
自分も言葉にできていない、無意識的な理想があったようです。
その後、前頭前野が働き、対象への興味を持続させる役割を果たします。
前頭前野とは?(ざっくりofざっくり)
脳の司令塔!私達の思考や行動を司っています。人間が人間であるために必要な部位です。他の動物にも備わっていますが、社会生活を行う人間ほど発達はしていません。
扁桃体で、「好き」や「快」の情動を感じた場合、脳が対象に関する情報を記憶すべきだと判断し、私の意識に存在を刻み込もうとします。つまり、脳は彼を特別な存在として認識し、知らぬ間に思考や行動によって外堀を埋めだすようです。
その結果、「もっと話したい」という気持ちや、「胸が高鳴る」という身体的反応によって、一目惚れがどんどん持続的な感情につながっていったようです。
おわりに
一目惚れは、単なる偶然ではなく、過去の経験による脳の複雑な働きによって生まれたものと言えることがわかりました。
扁桃体によって第1審査が行われ、前頭前野のよって猛烈プッシュが行われていました。
そのため「ビビッときた」や「引き寄せられた」という感覚は、自分の行動によって変えられるのかもしれません。
ちなみに考えても、昔好意を抱いていた人たちの共通点はあまり思い浮かびませんでした。自分が丸顔であるため、たまご型の顔人ってことくらい。
脳みそは知っているのに、、、、、自分をわかってあげられなくて、不甲斐ない気持ちです。
今までの経験、渋い失恋もきっと必要であったと、よくありそうな言葉をもぐもぐ咀嚼して終わりにしたいと思います。
※脳はとっても複雑で私が全て語れるようなものではありません。記載内容に間違いがあれば、ぜひお優しい方ご指摘ください。また興味を持った方は是非他にも調べて理解を深めてみてください!