ウェブ解析士をうけてみた(2024年7月)
今日、ウェブ解析士試験を受けて無事に合格したので、勢いで自分の記録として反省込みで書いてみることに。
数年前に比べて体験記や情報の記載があるブログが増えてきたものの、ざっくりな情報はなかったので、これから受ける方の誰かの参考になればとも思います。
自分の経歴
資格って結構前提知識や経験どれくらい持ってるかで、勉強方法や時間って変わってくるなあと思うので簡単に状態を。
ウェブの仕組みはざっくりわかる
サーバー、IP、リクエスト、レスポンス、Cookie、ITPあたりの用語とその概要、関連性がわかる
ウェブディレクター業務でアクセス解析ツールはなんとなく実務で使っていたが、使いこなせてた感じはない(使いこなせてたら多分これ受けてないw)
Adobe Analytics、GoogleAnlytics(ユニバーサルアナリティクス)使ってました
GA4はほぼ使ったことない、業務で移行プロジェクトやったけどパートナー任せだったので全然理解していないw
データ集計、分析、レポーティングは我流だが業務で経験あり。
ウェブ広告運用の経験はなし。用語だけちらちら聞いたことある程度
まあまあ前提知識ある方かも、とあらためて書いてみて思いました・・。
受けるきっかけ
数年前から気になっていたけど、費用高くて受けてませんでした。(試験だけで17,600円するので・・・)
今の会社は資格や勉強に補助が出るので、その制度使って受けてみることにしました。
あといまデジタルマーケティング周りのプロダクトのコンサルをやっていることもあり、さすがにある程度知らんとまずいな、とも思っていて、体系的に知識を習得する良い機会にもなると思ったのでそれも理由です。
試験概要
試験時間と問題数:90分50問
合格ライン:非公開(だけど、70点(100点中)くらいって言われてるらしい)
受験費用:17,600円
受け方:自宅からウェブで受験
試験の開催頻度:毎月(いつでも)
申し込みからの受けるまで流れ:試験日ごとに申し込み期間があり、申し込んだ期間に応じて2週間の試験受験期間があるのでその間に受ける
その他:試験中に公式テキスト、計算機使用OK
ちなみに76点で受かりました。50問中38問正答。もしやギリギリ・・?
勉強方法
とにかく公式テキストの中身が膨大なので、さらっとでも何が書いてあるか、どこを重点的に読みたいかは先に見ておいて計画立てておけばよかったと思いました。
公式テキストを購入
試験中に見ることができるので、PDF版で買いました。Kindleでも良いと思います。
最初に少しサンプル問題がのっているサイトで問題をみて解いてみて難易度を確認
試験前日、当日にテキストをひとまず最後まで流し読み(計5〜6時間くらい)
まあまあ勉強しないといけないかなと思いつつ、実際は全然余裕なくこんな感じに・・・・
どこに何が書いてあるか、自分の経験がないところはしっかり読みました。広告周りとかは用語だけ聞いたことあったものの、知識としては弱かったのであらためて
模擬問題のサイトがあったので腕試し。
試験所感
今までWeb関連の業務携わってた人なら、こちらで記載の通り15時間くらい勉強すれば十分かなと思います。あとは試験中にテキストも見ながら見直して確認する時間もあると思いました。
時間は十分足りる
ほぼ選択問題、たまに計算問題
途中、事前に付与されたGAのレポート見て回答する問題あり
36問目から急に実務寄りの問題になって難易度上がった
実際にクライアントに提案するなら、や、どういう課題が考えられるか、とか単純にテキスト読み込むだけだと難しい類のもの
たぶん7割ラインが35問だからなのかな・・という推測
自分で苦手だったところ=公式テキストで参考になったところ
事業戦略立案のためのビジネスフレームワーク
4CとかSTPとか、聞いたことあるけどどこで使うの?みたいなところが、図解でわかりやすかった(ウェブ解析士協会のこの記事の内容です)
広告運用周り
CPA、CPM、ROASとか
何の時にどういう広告が最適か、どんなツールで調整するか
ソーシャルメディア周りのマーケティング・評価の仕方
評価指標(エンゲージメント率の定義)
コミュニケーション方針や運用方法
やはり経験のなかった広告運用周りは体系的に知ることができ参考になりました。また、実務寄りの内容だけではなく、戦略立案なども範囲に入ってくるので、そこも参考になりました。
SNSマーケなど最新の手法もキャッチアップできていなかったのでこのタイミングでざっくりとでも知ることができてよかったです。
おわりに
さすがに今回勉強しなさすぎでまずいなと思ったけど合格はできてよかったです。今までの実務経験に助けられた気が・・・
テキストの内容が参考になる内容が多く、もう少しちゃんと体系的に知識つけるためにテキストは部分的にでも読み込んで、いまの業務にも活かしたいなと思いました。
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