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「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」を読んでわかったこと 

木下斉さんのジブン株式会社ビジネススクールはわかりやすく、よいプログラムです。私も頑張ろうと思う反面、何となく今の自分にモヤモヤ感が残ります。

まず私は今どこに立ってるのか、何に引っかかってるのか、立ち止まって考えようかなと思い、
「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」
を読みました。

著者はVoicyの人気パーソナリティである尾石晴さんです。晴さんはちょっとした日常の問題を分解して考え、言葉にするのがとても上手だなといつも感心していました。


この本では、多くの人が40歳±5歳で感じる「モヤモヤ感」、つまり「40歳の壁」の正体を分析し、人生の後半をどう生きていくかを考える内容です。

アラフィフの私にも響きました。年齢を重ねても、豊かな人生を送りたい人には参考になる部分がたくさんあると感じました。

自分にとっての幸せの要素は1つではない


幸せな人生に必要な3つの要素があるとのこと。

お金:自由な選択ができる状態をつくる
つながり:集まったり相談したり雑談できる人がいる
健康:体も心も健やかであること

これに加えて、私が幸せを感じるのは、自分が成長したり、目標を達成した時、また趣味を楽しむ時間です。しかし、上記の3つが大きく欠けると、それらも楽しむ余裕がなくなってしまうため、やはりまずは3つの要素がとても大切だと思います。

晴さんは、仕事を続けることで、これら3つの要素を全て満たすことができると言っています。

私が以前からFIRE(経済的自立・早期退職)に魅力を感じなかったのは、この点にあると気付きました。働くことは時に辛いこともありますが、お金を得て、いろんな人と繋がり、感謝されることもあります。また、働くことで頭や体力を使うため、健康を維持できると感じています。だからこそ、年をとっても長く続けられる仕事がしたいのです。


この本では、仕事の中でもやりがいを持って取り組めるもの、自分の裁量でできるものを「自分業」と呼び、定年を気にせず続けることができるキャリアを考え、複数の収入源を持つ自分業を始めようと提案しています。


私が今やっている会計事務所の仕事は、私に裁量権もなく、ちょっとでも新しいやり方をすると拒絶する方がいるため(前例主義?過去のやり方絶対主義?) やりがいが少ないです。
経営や税制、お金について学べることは多々ありますが、私がやってる仕訳の中にはAIの方がいいのでは?と思うものが多く含まれるため、「このままでいいのか?」という焦りもあります。


ではどのように自分業を見つけていくのか?

人生後半の目的を言語化する


西に行きたいのか、東に行きたいのか、山側か、海側か、ざっくりした方向だけでも決めて進めば遠回りでもゴールの方につきます。方向を決めず迷走して、人生の最後に思ってたものと違う場所に辿り着かないように、どんな人生を送りたいのか方向性だけでも言葉にしておく必要があるとのこと。

以前、ジブン株式会社の定款を作ってみたものの、内容がざっくりしすぎて曖昧になり方向を見失ってました。

死ぬ前にどんな人生だったら満足できるのか?
どんな時間が過ごしていきたいのか?

そこに他人の意見は全く関係なく、自分がどんな状態なら幸せと感じるのかをもっと詳しく具体的に言葉にしていくことはとても大切ですよね。
そして自分の価値観や経験も少しずつ変化して現在地が変わり、見える景色が違ってくるのでアップデートも必要です。

好きなこと
楽しいこと
大事にしてること
今まで時間とお金を使ってきたこと

この中に自分の持っているスキルや、自分が継続していけることが隠れているので、丁寧に言葉にしていかないとですね。

今年1月に初めて「やりたいことリスト100」を書いてみたけれど、登りたい山でかなり埋まっていました。わりと目標達成に喜びを覚えるMっ気があるのかも。あと、山は人や自然とつながることができて、体力もついて健康になるし、心はリフレッシュできるから幸せの要件を満たす助けにもなってるんですね。

アウトプットする

自分業を組み立てるときの一番のハードルは「何をしたいのか、できるのか、わからない」です。自分がわからないことは、他人には絶対わかりません。その「わからない」を乗り越えていくのに、アウトプットは最適なのです。

「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」

常にモヤモヤして答えが見つからないのがやはりここです。現状と自分の理想との間にある大きなギャップが壁なのか。

2日前、昔SEだった友人も「専業主婦のままでいたいわけじゃないが、子育て(小学生)にも問題があり、この先のキャリアを悩んでいる」と言っていたので、同じように子育てと仕事と理想の中でモヤモヤしてるんだろうな。

人生の後半をどうしていきたいか?
どこに向かうのか?
自分の持っているものは何か?

問い続けるためにも、これからもアウトプットして常に自分の中を整理していかないとですね。

リアルな部屋も気づくといろんなものが増えてすぐに散らかるように、心の中も気づくといろんな情報が入ってきて、すぐに散らかってしまうので、言葉にして見える化して整理していかないとぐちゃぐちゃになるようなイメージでしょうか?

今モヤモヤしているというのは、心の中のお片づけが必要な状態なんだとわかりました。
最近様々なインプットが多すぎて心が散らかってるんだと思います。少しインプットを減らし、まずは心のお片づけですね。

種をまく

今やっている仕事の延長線上とか、今まで自分がお金や時間をかけてきたものの中にある「自分の種」を見つけて、それを撒いて少しずつ育てる。
今すぐにお金や目に見える何かに直結しなくても、10年15年と時間をかけて育てたら花が咲くかもしれないとのこと。

種をみつけること、それを撒くこと、少しずつ育てることは、全てにおいて動かずじっと待っていては何も起こりません。

やはり楽しそう!面白そう!と思うことはチャレンジしてみる、とりあえずいろんなことをやってみる、アウトプットしてみるというのは大切ですよね。

今までも心が動いたから行動したことは多々ありした。直接仕事に繋がらなくても、考え方が変わったり、面白い人と出会えたり、今の自分に繋がってます。

例えば私は10年くらい前、電車のドアに貼ってあったちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」の広告を見かけ、なんとなく面白そうだなと本を読んだのがきっかけで、
→ちきりんさんのTwitterをフォロー 
→ブログを読む 
→パートをはじめる
→社会問題について興味を持つ
→ちきりんさんとYouTubeで対談していた木下斉さんを知る 
→Voicyを始めたから木下さんをフォロー 
→話が面白いからプレミアムメンバーに加入
→noteをはじめてみる
→転職する

そんな感じで子育て一色だった私も、今は自分の人生や仕事について一生懸命考える人になってました。花が咲いたわけじゃないけど、行動したから少しずつ変化して今の自分になってます。

これからの自分を作るのもちょっとした行動の積み重ねですね。毎日食べるものが自分の体を作るみたいな感じかな。

まとめ


心のモヤモヤは、1つ1つ外に出して(アウトプット)整理していけば自分の行きたい方向が明確に見えてくるのではないか?その中でいろんな道や仕事になるものが見つかっていくのではないか?
と少しスッキリした気がしました。

40歳の壁本には、自分業を探すヒントや、それを育てていくヒント、どんなことが収入に繋がりそうかのヒントなどがたくさん書かれています。
同じように現状にモヤモヤしてる方も読んでみると何か見つかるかもしれません。

新刊のからまる毎日のほぐし方も買っているので、また後日ゆっくり読んでみます。

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