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薩摩会議#2024

今年初めて薩摩会議に参加してきた。
鹿児島に根を張る者として、ずっと参加したいと思っていたが、ようやく念願かない初参加。
噂には聞いていたが、本当に濃い3日間だった。物怖じした。

弊社社長が終わったその日のうちくらいにレポートを書いていた。
早い…

(社長のnoteは入社前から読み漁るほどにはファンだ🤭)

私も書かねば!!
書かねばというか、私も私なりにこの3日間を咀嚼したいという想い。

久しぶりに文章書く…
とりあえず、箇条書きでジャーナルみたいに書くぞー!!

Day1 150年後の世界に私たちは何を遺すのか


この日は、3日間の体力を考えてオンラインで参加。
会場の熱気を感じられなかったのは残念ではあるが、体力を考えるとちょうどよかったかも…

以下、心にとどまった言葉たち。

・人は白目の動きから感情を読み取り、共感力を高める
→言葉は相手の感情を読み取るためのものではなく、伝えるための手段だよなと解釈。それであるならば、自分が発する言葉の主語は「I」なんだよなぁ。やはり、言葉の責任は発した側にあると思う。

・良い学校があると地域が復活する。集落復活のコピペをつくる
→かっこよすぎる…!人が集まり、仕事が生まれ、暮らしをつくる。つくる人たちのオリジナルが生まれ、そのオリジナルに共感した人たちが集まるわけだから、幸福度高い村ができそうだよなぁ。

・結果にとらわれプロセスの価値が失われている
→それはほんとそう。けど、自分自身プロセスに価値を創り出せるような人かと問われると、うなずけないのが悲しい。

・自分にとって本当に大切なものをつくり、それに共感してお金が発生するべき。そこに田舎も都会も関係ない。

・良いコミュニティである前に良い場所であること。良い場所でないと人は寄ってこない。

・人間にとっての善と地球にとっての善の交点にしか価値がなくなってくる時代。
・地球上の生物の96%が人間と家畜。残りの4%が滅びると地球が滅びる。

・個別の異常しか勝てない
→自分が誇る異常ってなんだろうか。

・食に対する小さな意思決定がどのように影響を及ぼすかに想いや考えを馳せてみる。
→食材の注文の仕方、なるほどって思ったな…!トマトを何キロ、レタスを何キロとかではなく、サラダに使う野菜を何キロみたいな感じ。そういったちょっとした工夫で生産者を助けることもできるのか。

Day1の話は、壮大だった。過去・現在・未来、すべてに思いを馳せる時間だった。オンラインで良かった。理解できなかったところは巻き返して聞いた。巻き返して聞きたくなるほど、新しく知ることばかりであった。

Day2 湯之元セッション

この日は10拠点に分かれてのセッション。私は弊社本社のある、湯之元へ。
永山市長の初っ端の、「皆さん、命燃やしてますか?」はめちゃくちゃしびれた…。時間にして、まだ朝8時半とか。一気に会場の熱を上げた言葉だったし、私は今もこの言葉が心に残っている。

一人一分の自己紹介。
日本中から湯之元に人が集まっていた。
なんと異質な光景。
薩摩会議の集客力すごすぎる…!

あいにくの雨の中ではあったが、鹿児島オリーブへと。
台風の影響による収量の下がり幅には驚いた…。

実がとれるまでに3~4年。
3~4年かけてようやくとれるはずだった実がダメになってしまったことの悲しさは計り知ることができなかった。

そんな貴重なオリーブの試飲。
こだわりが詰まったオリーブであることが明白な味。
オリーブって果実だったのか…!!がはっきりと分かる味。
とても美味しかった…。

やはり生産者のこだわりってかっこいい。
Day1で聞いた、「自分にとって価値のあるものを産み出し、そこに共感した人がお金を払う」という言葉を思い浮かべる。
こういうことか!!

本社HARBORに戻って、社長と永山市長のセッション。
日置が行政×地域企業×スタートアップのモデルとなっていくことを目指すといった内容。

けっこう際どい質問とかも多く、リアル感満載で楽しかった。
どの部分がオフレコか分からないから省略。

午後のセッションは裏方してたら、あまり聞けなかった…。
とりあえず箇条書きで。

・地球は単なる資源ではなく、源である。
・歩行空間がもたらす可能性
 ・歩行がもたらす、人々の出会いが金をもたらすこともある
・道路は車のためだけのものでなくて良い
・歩行者を増やすためには休む空間が必要。休むことができず、疲れるだけでネガティブな印象になってしまう。
・時間がかかるまちづくりに、スピード感と再現性を高めるには地域外との共走が必要
・日本はオリジナルをアレンジする力が強い

その後、湯之元をどのように活用したらよいか?のワークショップ。

私はインフォーマルパブリックライフの著者の飯田先生のグループ。
温泉街だけど、温泉に入れない人も滞在できる温泉街というのはキーワードだと思った。
あと、湯之元って鹿児島市内からの導線で行くと夕方~夜に行き着くまちなんだな~というのも発見。

2日目、現場のサポートはけっこう大変だった。
一日の構成をほとんど一人でしていただいた社長には頭が下がる。
仕事上接点があまりないが、こういった社長の細々したタスクをサポートできる存在になりたいな~とふと思った。(社長の仕事の早さについてくのは相当大変だろうが、ついていけたら相当かっこいい)

そして3日間運営をサポートしているSELFの方々にも頭が下がる…
感謝と尊敬の念。

会場の空気に怖じ気づいて、参加者に積極的に話にいけなかったことがこの日の反省点。

けど、湯之元の未来にとても大きな可能性を感じる一日となったし、KOBIRAが、そして私が、そこにどう関わっていくかを考えさせられる一日となった。

Day3 ボルテージマックス!


Day1がオンラインだったので、初めて「会場」というものに行ったが、人の多さにびっくりした。本当に日本中からこの薩摩という場所に人が集まっていることを肌で感じた。すごすぎるでしょ…。Day2以上に怖気づく。「お前は何者なんだ?」を常に問われているような空間だった…。

①自治×Transformation
オフレコでお願いしますがたくさん出ていて、ライブ感あって楽しかった~~!
簡単なメモ
・業種の垣根を超える
・地域をよくするためには泥くささが必要。日常の怠惰が一発でなくなるわけではない。
・ポジティブな閉じ方
・無くなっていくものの枠組みが変わる。新しい枠組みを再定義するための選択肢を与えていく。
→ここが一番印象に残った。
・地域つくりにおけるPLとBSとは?
・今後10年の自治体の役割
・政治と行政の乖離
・公務員が兼業していることがあるべき姿なのでは?公務員というよりは事務局。みんなでもちまわり。
・税金を出資と考えたときに、国民へのリターンが少ないため期待を持てない
・お金の運用を国にまかすのではなく、自治で担う必要がある

②エコシステム×Transformation
ローカルゼブラ、初めて聞きました…

・ローカルゼブラ:社会課題をビジネスとして取り組み、利益だけでなく地域に対してのインパクトを産み出す
・日本は数値で見えないものに価値を生み出すという点では世界に勝てるのではないか
・100年企業の数は日本がトップ
・これからの中小企業の勝ち筋とは?
・長期的視点で社会を見つめる
・お金が価値ではない経済圏があるということも知っておく。
・島を支援しているようで、搾取しているような取り組みになっていないか?自立するための補助が、自立できなくなるための補助になっていないか?
・今まで切り捨てられてきたタブーの中にスポットライトがあたるときがくるのでは?
・法律の整備が追い付いていないという理由のグレーゾーンを攻めていく
・行政が攻めているまちにはおもしろい人が来る

③暮らし×Transformation
場の空気、テーマに合わせたゆったりとした空間だった。
この3日間を自分の暮らしにどうつなげるかを考えるような時間。

・生き方と暮らしをどう結び付けるか
・コンフォートゾーンを抜け出すことが正なのか?
・生きていくだけの暮らしになったときにあなたは生きていけますか?
・人間がいることによって環境が破壊されるのではなく、環境がよくなっていく
・暮らしの知恵、生きる知恵の価値をどのように提供・実践していくか


たくさんの情報をインプットしすぎて、どのように行動へ落とし込んでいけばよいのかまだ分からない。
ただ、この3日間は前述のとおり、「お前は何者で、何をしている人なんだ?」というのを常に問われている気持ちであった。でもこれは、自分自身が常に自分に問いかけていることでもあるかも。
鹿児島のプレイヤーとして何ができるのか。
土の人間として何をするべきなのか。

この1年を通し、私は何者であるかの答えを出していきたい。
そのためのアクションをしっかりと行うこと。

一年後は胸張って参加できると良いな~~~

以上!!



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