旅人日記#1 「流」
こんにちは。お久しぶりです(笑)
昨年12月の双子座満月の日にハワイに渡航し、それからバークレーとマウイ島、ハワイ島を行ったり来たりしながら、魂の旅をしています。
今回から数回に渡って、徒然にこの旅、ジャーニーでの気づきや体験、そして私自身の人生を改めて振り返りつつ、生きる意味、ミッションについても、今の自分で感じていることを綴っていきたいなと思っています。
序:今年の一文字
今年の始め、今年を一文字で表すとしたらなんだろう?とぼんやり想っていたところ降りてきたのが「流」という言葉でした。
流す(体でも心でも現象でも、滞りをどんどん流していく)
流れるように生きる
流れに身を任せる
流れをつくる
同時に流れる水のイメージ、ときには小川のようにやさしく、また別のときは大雨の後の濁流のように激しく、またさらに滝のように轟々と流れる水のイメージが浮かびました。
1.感覚の同じ仲間との出会い
昨日(2022年2月10日)、フェイスブックライブを大切な仲間たちとやりました。
一人は「感性をひらく間をつくる」をテーマに様々なサービスを展開するComma Lab(私もいくつか一緒に企画運営として関わっています)を立ち上げた、えすみん。
そしてもうひとりは、サイキック能力を使ってコンサルやカウンセリング、ヒーリングを企業、個人に提供しつつ、それぞれ個人の持つリーディングヒーリング能力を培っていける講座もやっている、Life's Treeのゆっきー。
昨日のライブでも話していたのですが、私達はそれぞれ他の人よりちょっとだけ共感能力(エンパス気質)が強かったり、感じたり見たりする能力が高かったせいで、人生辛い思いや苦しい思いをしてきたタイプです。
でもそれぞれのやり方でそれを乗り越え、ポジティブに向き合えるようになった私達、そして出会い、一緒に何かを作っていこうと動き出した仲間なのです。
昨日のライブはそんな私達の自己紹介だったのですが、その中で出てきたのは、サイキック能力や直感力は特別なものでも、おどろおどろしいものでもなく、視覚や聴覚と同じ感覚のひとつ、そして表現のひとつであるということ。
情報インプットの1つの入り口であり、それを表現できるツールでもあるというようなことを話していました。
2.HSP?共感力はギフト
私自身は特に相手の思考が読めたり、過去や未来が見えたりするわけではありませんが、小さい頃から勘が良かったり、周りの人やものの感情感覚が自分のもののように感じられたり、やたらくじ運が良かったりと、共感能力や直感が開いていたように思います。
幼稚園生の頃は、突然理由もなく悲しくなったり、不安になったり、勝手に心臓がドキドキして怖いような気持ちになったりすることがしょっちゅうあり、それを親に言っても「気のせい」とか、単に「大丈夫だから」と流されて、ただただ訳のわからない不安を感じていました。
今から思うと、自分のものではない感情が勝手に入ってくるので、その感情の理由がわからず混乱したのだと思います。そしてそれを感じるのはおかしい事だと、自分で抑圧するようになっていったのだと思います。
小さい頃から自分がどう振る舞うべきかを、周りの大人や同年代の子達の思考を勝手に読み取って解釈し、そのように振る舞う癖もいつの間にか身につけていました。記憶があるかぎり、子供らしく無邪気に、感情のままに行動したり、思ったことを表現出来たと思えた事がなかったように思います。
そんなふうに感じること、表現することを抑圧し続けるうち、いったい自分が何を感じているのかや、自分の感情や欲求がわからなくなりました。そして自分が何を伝えたいのか、自分が何者なのか、誰なのか、さっぱりわからなくなっていったのです。
周りの人がどう思うかは、多くの人も気になるところかもしれませんし、周りに気を使って行動するのは、社会で生きていくには必要なことでもあります。特に日本社会において、「村八分」という言葉があるように、異端であること、他者と違うことが批判の対象となったり、受け入れがたいものとされ、それは個として社会的に生存できるか否かに関わってくるのではないでしょうか?(近年そんな風潮も変わってきていますが)
私の場合は仲間はずれになるのを恐れて人がどう思うかを気にしていたという事に加え、相手の感情が入ってくるので、悪く思われたり、否定されると痛みや苦しさのような肉体的苦痛も伴いました。そしてそれはそのまま自己否定にも繋がり、周りから受入れられ、OKされるように振る舞うか、周りと断絶し、自分とも断絶するかの選択をする内的状況になっていったのだと思います。そして自分を否定する言葉がけをずっとしてきました。
感じすぎるのはおかしいのではないか
周りに受入れられるように愛想よく振る舞うのは八方美人と思われないか
自分の真実はどこにあるのか
嘘をつき続けるような罪悪感
自分の居場所がない孤独感
うまく説明できず、理解してもらえないもどかしさ
当時のことを思い出すと、広がるのは冷え冷えとした灰色の世界。
だんだんと感覚がなくなり、痛みや辛さを感じない代わりに、何の喜びも生きているという感覚もない世界。
そして内側にひろがる虚無感。
このnoteでも長い間摂食障害であったことはカミングアウトしていますし、他のところでも話していますが、その「食べない」「体を養わない」ことで、体との感覚も切り離そうとしていたのだと思います。
それは感じすぎることでの負担や痛みから自分を守るため。生存のための戦略でした。
ガリガリにやせていくこと、そして何も感じないようになっていくことは、一見生き残り戦略とは逆のように見えます。でも、私の潜在意識はそのことで心を守り、自負心を守り、表層意識では自己無価値感に苦しみつつも、潜在意識では自己効力感を感じていたのだと、今は理解しています。
そんな私も、ここ数年かけて少しずつ感覚を取り戻し、表現を自分にゆるし、自分自身と繫がるための様々なワークをしてきたおかげで、再び直感力や共感力が全開になりつつあります。
子供のときとは違い、今では入ってくる感情感覚を自分のものと区別することが出来るようになり、入ってくる情報も受けとるか受け取らないかの選択が出来るようになりました。
それが出来るようになったことで、幼い頃には呪いであった才能が、逆に仕事やプライベートで活かせる、素晴らしいギフトとなりました。
世界がとても鮮やかで生き生きと感じられるし、出会う人ひとりひとりが愛おしくて特別に感じられます。
灰色で冷たい世界は、ビビッドな彩りにあふれ、生き生きとした音や触感、命の煌めきに満ちた世界になりました。
内側の虚無感は、溢れ出る愛や喜びの感情で満たされていきました。
避けていたネガティブな感情さえも、その奥には暖かな優しさがあること、その感情によって何かを伝えようとしたり、守ろうとしていることも見えて、自分の中のネガティブも、自分以外の人のネガティブも愛おしくなってきたのです。
現時点で、自分の直感や共感力をどう活かしているかというと、料理の時はその時々のお客様が求めるものがなんとなく分かったり、食材がどうして欲しいのか、どうすると美味しい状態になるのか、何と組み合わせて欲しいのかが勝手に浮かんでくるので、それに従って料理をしています。
コーチングやヒーリングセッションをしているときは、クライアントさんの感情の動き、体の感覚がなんとなく自分でも感じられて、その時々必要な言葉が出てきます。そしてセッション中には、無意識的にエネルギーワークというか、自分が受けとったクライアントさんの痛みを癒やしたり、クライアントさんを無条件に受け止め包み込む感覚を伝えることをしているように感じています。
数年前は何を仕事にするか、どう生きていったらいいのか途方にくれていた自分が、いまはライフコーチも料理も天職!と感じ、仕事が楽しくて仕方ないのです。
こんな変化を経たからこそ、どんな人もご自身とつながり、ご自身の感覚感情をしっかり感じること、そしてそれを信じることが、自分らしい人生を生きるヒントになる、そしてどんな人でも毎日を喜びや幸せ、充実感でいっぱいにすることが出来ると、心から信じています。
と、脱線しましたが、自分の感覚を開き、直感を信じて受け取るようになったおかげで、しばしばイメージや言葉も受け取るようになりました。
冒頭に書いた、今年のテーマ、「流」もそのひとつ。
3.本題・・・まずはマウイへ!
その言葉そのままに、まだ2月も半ばですが、すでに多くの滞りが流れ、流れのままに動くなか様々な出会いや体験があり、昨年一年であった変化以上の変化を自分の中に感じています。
その「流」の始まりとなったのが昨年末のマウイ行きでした。
現在、私は日本とアメリカ(東京とベイエリア)を行ったり来たりの2拠点生活をしています。
いつもはサンフランシスコ空港に直接飛ぶのですが、今回はなぜかハワイ、しかもマウイに呼ばれているような気がして、マウイに3日だけ滞在する予定で飛行機をとりました。
昨年から折りに触れ引いているマナカード。
友人がマナカードリーディングを教えるクラスをやっていて、それを受講して以来、1番の「IO−ミステリー」のカードのイラストにもなっている、Iao Valley(イアオ渓谷)にぜひ行きたい、行かねば!というのが原動力でした。
出発日は奇しくも満月、その天体配置から、旅立ちや良い出会いがありそうな予感を感じました。ところがなんと、オアフからマウイへの乗る予定の飛行機が謎のキャンセル!どうするのー?と不安を感じつつも、もう行くしかない!と成田を飛び立ちます。
ハワイでの諸島間はバスのように何本も飛行機が飛んでいるので、結局最終の飛行機にのって予定日にマウイ到着。
車を借りて、泊まる予定のエアビーへと向かう途中、雨が晴れて虹が!!
ここでも幸先良さを感じる旅のスタートでした。
(続く。。。)
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