バンクシー展にて 思うこと
今日は名古屋に行く用事があり、ご縁あって名古屋ボストン美術館で開催中のバンクシー展にもご案内いただきました。
恥ずかしながら、バンクシーが何者か全く知らないまま見た展示。その表現のあるものには社会に、資本主義に、暴力に対する抗議を感じ、あるものには、そんな社会を面白がって見ているようなイメージも湧きました。
北米とヨーロッパの都市でゲリラ的にストリートアートを描いてきたバンクシー、何者かは明かされていないそうですが、イギリス、ブリストルを拠点としているらしく、今回会場で見たバンクシーの言葉のシニカルなユーモア感覚がイギリスっぽいなぁと思いました。
特にこの
「この世界を良くしようとしている奴ほど危険な奴はいない」
という言葉
歴史を見ても、世界を見ても、身近な人たちを見ても、たしかに!と思う言葉でした。
ヒトラーやビンラディン、暴力的な革命を起こした人たち、狂信的な宗教、はたまたおせっかいな隣人。
自分たちがやってることは、世の中を良くするためだと信じて疑わないからこそ、その信念に反するものは、皆間違っている。さらには悪だと信じ、排除しようとする。
これは単に自己の利益のために他者を犠牲にする人よりもタチが悪く、危険です。
多様な価値を受け入れない
自由がない
即ち発展もなく、未来もない
価値観や幸せの基準は人それぞれ
だからこそ、「良い」世界だって一通りではない
もちろん暴力は誰も幸せにしないし、他者の命を奪うことは許されません。
でも豊かさや、何を幸せだと思うかに対して、それは違うとか、こっちの方がもっと幸せだとか、押し付けることは出来ないし、してはいけないと思うのです。
最近特に
例え家族であっても、親子であっても、他者の人生に足を踏み込まないこと、手を出しすぎないことって大事。
そう思うのです。
大事な人だからこそ、ただただ信じる
それが出来るとお互いに、良い形で発展、成長出来るんじゃないか
そんな事を考えさせられました。
(バンクシーアトリエの再現)
ハッピーライフナビゲーター🌿清水えり