星読み日記#3 11月牡牛座満月 自分にとっての豊かさを見直すとき
11月19日の牡牛座満月、今回は月蝕を伴う満月で、私も雲ひとつない夜空の天体ショーを見ることができました。
今回月が欠けていき、赤くなり、また満ちていくのを見つめつつ、受け取ったメッセージがありました。それは。。。
今こそ力を取り戻す時
過去を許し、変化を許す
全てを手放し、再び戻ってくるものこそが大切なものである
それが本物である
これは月を見ながら半瞑想状態の中でランダムに浮かんできた言葉です。
1.11月19日満月のホロスコープ
毎回の満月はその前の新月に始めたことが満ちるタイミングと言われますが、月蝕を伴う場合はもうちょっとロングスパンで見ることができ、その前に起きた5月26日ごろに始めたことが何かの形になるタイミングでもあります。
この満月は物質的豊かさや、自身の体験経験、自身の価値観を大切にする牡牛座で起こります。牡牛座は五感の感性のサインでもあるので、自分の五感が喜ぶことをすることも豊かさを受け取ることに繋がりそうです。
そして月を輝かせる太陽は蠍座に。どちらもサインの終盤28度にあり、そのサインのエネルギーを活かし、つぎのサインへと向かうタイミングでもあります。さらに今回は火星、木星、金星、土星、天王星、冥王星などの天体が月ー満月軸にそれぞれ緊張をもたらしたり、調和させたりする角度でかかっている「祭り」のようなホロスコープになっていて、一回の記事では読みきれないくらい盛り沢山な満月に感じます。
2.牡牛座28度 「ロマンスにいざなわれる成熟した女性」A woman pursued by mature romance.
牡牛座は物質的豊かさのサインと書きましたが、自分の才能や経験からの魅力ををあらわすサインでもあります。天体はそれぞれのサインを通過する間にそのサインがあらわす事柄、象徴することを経験していきます。五感を通して感じながら、自らの魅力や才能に気づいていき、それを開花させていきます。そして終盤の角度では、そのユニークな魅力が熟し、他者を惹き付けるようになります。
それがこの「成熟した女性」。今までやってきたこと、エネルギーを注いできたもの(特に自分が好きでやり続けてきたこと)が、自身の魅力や自信となり、いろんなところから声がかかる、誘われるようになります。
そしてその誘いが、一人では成し得なかったこと、新しい世界への扉を開き、新しい可能性を開くこととなるかもしれません。
今回の満月前後から、なんだかいろんなところから声がかかるなぁ。。。なんて体験をしている方もいるのでは?そうだとしたら、恐れず、「自分なんて。。」と臆せず、その手をとってみると、より大きな世界へと進んでいけるかも?
または、今やっていることに何か違和感を感じ始めている方もいるかもしれません。その場合は自分の心に嘘をついているのかも。もっと感性を開き、感性の声に従って、自分がどこへ向かっていきたいのかを見直す時期に来ているのかも。そうだとしたら、このタイミングは大きなチャンス!
ここで見直し、見つけた情熱は、これからのライフワークになっていくような感じがあります。今ははっきり形にならなくても、これから半年ほどかけて形になっていきそう。直感を信じ、自分を信じて動くことで、自然と人を惹き付ける魅力が増していくことでしょう。
私自身は先月中頃から、こちらの記事にも書いたように、今までやってきたことが繋がり、自分の中で何がしたいのか、どんな世界を見たいのかがクリアになってきたところです。それと同時に新しい人との出会いや、しばらく繋がりが薄くなっていた人との出会い、ご縁もどんどん繋がっていっている実感があります。
そんな自分の状況とこのサビアンシンボルのメッセージを重ねると、まさに!!ようやく自分がやってきたことに自信が持てるようになり、それと共に扉が開かれた。そんな実感があります。
3.蠍座28度自分の領土に近づく妖精たちの王 The king of the fairies approaching his domain.
満月の時には当然ですが、月の180度向かい側に太陽があります。そして太陽、地球、月が一直線に並ぶタイミングでもあります。月をポータルに、地球に太陽のエネルギーも注がれるので、太陽のサビアンもチェックしてみました。
太陽がある蠍座は、ひとの物事や人と深く関わろうとするサイン。そして蠍座のテーマは「自己変容」。他者や没頭する物事と深く向き合い、その関係の中から自己の持つ力を知り、芋虫が蛹になり蝶になるように、変容を遂げていきます。そんな蠍座終盤のこの角度では、様々な体験を通し他者と向き合い、自己と向き合って確固たる自信をつけた王がいよいよ、自分の国へと帰還しようとしているのです。
この角度でのキーワードは、「自分の心の王国を守る」
つまりは自分が本当に大切にしているもの、自分の中の聖域に気づき、守っていくこと、心の声を聞き、それに従うことがポイントとなってきます。
牡牛座28度の象意と合わせてみても、真剣に自分の心と向き合う、望みと向き合うことが出来た人ほど、この満月のエネルギーを活かしていけそうな感じですね。
妖精の王、帰還というと、指輪物語を思い出します(笑)。主人公フロドも、生まれ育った村からいっしょに旅を始めた仲間と、旅路の途中で増えていく異種族の仲間。時に別れや再会があり、敵と思われるもの力を借りたりして沢山の試練を乗り越えます。自分には力はないと思っていた主人公も指輪を守る、自分の愛する世界を守るという信念で強く成長し、自信をつけていく過程は、今回の満月のテーマとも重なります。
4.月蝕ーシャドーに向き合う時
月は自分の内面だったり、感情的な部分、自分の中のコアな望み、心地よさ、そして幼少期などを象徴すると言われています。そんな月に地球が影を落とすのが月蝕。
そして月蝕は月と太陽の軌道の交点を結ぶノード軸(ドラゴンテイルとドラゴンヘッド)が重なるタイミングでもあります。(占星術のチャート上)
※ノード軸については、こちらの記事↓がわかりやすいなと
ドラゴンヘッドが現在や未来の望み、ドラゴンヘッドか過去の記憶や経験をあらわすとするならば、自分の望み(ドラゴンヘッド)と向き合おうとすると、自分の内面のシャドー(月に落とされる影)を見ることになるんだろうと思います。そしてそのシャドーは幼少期の体験から自分にかけた制限かもしれないし、諦めてしまったことかもしれません。
月蝕では月の光は一旦は地球の陰に覆われますが、その後また光を取り戻します。自分の内側にあるシャドーは一旦は、望みや未来を覆い隠すように感じるかもしれないけれど、必ず晴らすことができる。
見ないようにしてきたシャドーも、真正面から向き合うことでシャドーではなかったことに気がつくのだと思います。
私自身、昨年から(もしかするともっと以前から)実現したいと思ってきたことがあります。でもそれがなかなか実現しないのは外的要因ではなく、自分の内側にある実現を妨げるもの、かなってしまうと困ること、叶ってしまうことを恐れるものがあるのだけれど、それが何なのか模索中でした。
この牡牛座満月の数日前辺りで、その根本にありそうな感情、体験、ビリーフが見えてきました。それは自分の中で蓋をしてきたもの。まさにシャドーにあったものでした。
これについてはまだ完全にクリアになっていませんが、焦らずしっかり取り組もうと思っています。向き合うことへの恐れはなく、ああ、これか!キタキタ!という感じ。
向き合うことが怖くなくなったのは、今までも諦めの下にあった怒りや悲しみ、無価値感に気づきその昇華させることで、軽くなり楽になり、人生が楽しく望みの現実化が早まってきた体験があるからこそ。そして向き合う時、一人ではなく共にいて励ましてくれるメンターがいたからこそなのです。
5.ホリスティック・ライフ・コーチングモニター募集中
こちらの記事で募集をはじめましたが、自分のシャドーと向き合うのは最初は誰でも怖いもの。自転車に乗るようなもので、慣れてしまえば、一人でも怖くないのですが、慣れるまでは後ろを持って支えたり、励ましてくれる人が必要です。
私にとってコーチングは、何か教えたり、アドバイスをすることではなく、じっくりとクライアントさんと向き合い、励まし、クライアントさんの内側の答えや、持っている力を引き出すサポートをすること。
シャドーに隠れた光を信じて、再び輝き出すのを共にいて目撃すること。
もしこのタイミングでこの記事を読んでくださっていたとすれば、それも何かのご縁。ぜひこちら↓からお気軽にお問合せください!
2021年11月24日
True Selfナビゲーター
清水えり