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【エシカル入門】初心者でも今すぐ始められるアクションとは?

エシカルという言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?恥ずかしながら私は最近この言葉を意識するようになりました。

ただ、聞いたことはあっても、説明できる人は少ないのではないかなと思います。

「エシカル(ethical)」とは、「倫理的」「道徳的」という意味する言葉。倫理的に正しい選択を意識することを指します。

2010年に創設された一般社団法人エシカル協会では
“エシカルとは、「人や地球環境、社会、地域におもいやりのある考え方や行動」を意味します”
と定義しています。

一般社団法人エシカル協会HPより

では、エシカルな行動とは、具体的にどのようなアクションを指すのでしょうか?今回は、初心者の方でも取り組みやすいエシカルに基づいた行動を4つご紹介します。


1.フェアトレード製品を購入する

フェアトレード製品とは、生産者に公正な報酬が支払われ、環境に配慮した方法で生産された製品のことです。

できるだけ安価で製品を市場に出そうと雇い主が行う以下のような行動は、生産者の生活水準の低下や貧困拡大、健康被害、さらには環境破壊につながります。

✅生産者に正当な報酬を支払わない
✅生産増加のために必要以上の農薬を使用する
✅子どもたちに過酷な労働を強いる

このようなことを防ぐために、フェアトレードの制度ができました。

フェアトレードの製品には身近な商品が多いのも特徴です。

・コーヒー
・紅茶
・チョコレート
・スパイス
・果物
・ワイン
・衣類

私が以前働いていた会社で経営していたグリーンショップでは、フェアトレードのチョコレートを販売していました。当時は環境にやさしいこととパッケージが可愛いという理由で選びました。しかし、もっと深く勉強すればPRという観点からも、よりアピールできたのにと今になり反省しています。

最近ではスーパーやコンビニでも手に入る商品があるので、少し意識を向けるだけでも行動が変わります。ぜひ見つけてみてください。

2.エコバッグを活用する

レジ袋の代わりにエコバッグを活用することで、自然環境への影響が懸念されているプラスチックごみの削減に貢献できます。これは今すぐ誰にでもできるエシカルへの一歩です。

私も普段使いのカバンから別のカバンへ持ち替えた際に、つい、エコバッグを入れるのを忘れてしまい、レジ袋を買う選択をすることもあります。お金がかかるということだけではなく、環境への配慮も今一度意識したいです。

3.オーガニック食品を選ぶ

オーガニック商品は、人体に有害な化学物質を使用せず栽培されているため、人にも環境にもやさしいとされています。
それだけではなく、無農薬、または減農薬で育てるオーガニック農法は、土壌をナチュラルな状態に保てるため、自然界の生物の保護にもつながります。これは、将来の世代のために地球を守るエシカルな選択と言えます。

今までは「オーガニックって何となく体に良さそう」といった理由で選んでいましたが、エシカルを勉強するようになり、より選択の幅が増えた気がしています。

4.地元の製品を購入する

宮城県大崎市にある日本初の野菜ジェラート専門店「なるこりん」のジェラート

地元の製品を購入することも、エシカルな行動とされます。地元の製品を積極的に選ぶことは、地域経済の支援だけでなく、輸送時の燃料消費量の削減やそれに伴う環境への負担といった「サステナブルアクション」にもつながります。さらに、町の小さなお店や直売所からの購入は、地域コミュニティとしての関係も強化し、製品の背景や製造過程についての透明性を高める効果もあります。

私が、地域貢献の仕事がしたいと思ったのも、地元の良い製品やサービスをもっと世の中の人に知ってほしいと思ったから。きっと私の地元だけではなく、地域にはまだまだ世に広まっていないたくさんの良いものがあると思います。
そのような素敵な商品にスポットを当てることもエシカルにつながると思うと、仕事にもやりがいが生まれます。

*私が使っているもの

私もエシカル消費をできていることはないかと周りを見渡したところ、環境にやさしい成分の洗剤を愛用していることに気がつきました。

ネリーズ/Nellie's ランドリーソーダ (洗濯用洗剤)

ネリーズ/Nellie's ランドリーソーダ (洗濯用洗剤)

https://jp.iherb.com/pr/nellie-s-laundry-soda-100-loads-3-3-lbs-1-5-kg/38185

肌に触れるものであること、あまり香料の強いものは苦手なこともあり、この製品にたどり着きました。環境への配慮につながる商品ストーリーにも惹かれました。繰り返し使えるサスティナブルな缶の容器もお気に入りで、今でも愛用品です。

また、食品を買う際もできるだけ成分表記を見るようにしています。添加物や保存料、遺伝子組み換え成分など、健康や環境に潜在的に悪影響を及ぼす可能性のある成分を避けるように意識しています。このような行動もエシカルにつながる一歩だったと、今では感じられます。

自分の行動なんてちっぽけだと思ってしまいがちです。しかし、自分たちが、何を食べるか(食べないか)、何を着るか(着ないか)、お金を何に使うか(使わないか)という「何を選択するか(しないか)」という小さな選択の積み重ねで、地球の未来を変えていけるのです。

まだまだ勉強不足の点もあるので、これからもっとエシカルに触れて人生の選択肢を増やしていきたいです。

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