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宝物

アパレルで販売員をやっている友人がいる。私は長らくそのお店でしか、
というか彼女からしかお洋服を買っていない。
彼女が選んでくれる服がとても良いし、何より選んでもらっている時間がとっても楽しいから。

そんな彼女は昨年、結構なダメージをくらう出来事があった。
私も仕事のことで足元が揺らいだ。
40歳手前。人生いろいろありますなぁ。
そんな私たちの合言葉。
「自分を宝物のように扱おう」

これは私の息子から教えてもらったこと。
ある日学校の宿題で自分の宝物を持ってきてくださいというものがあった。
息子は自分のお小遣いで買ったアメジストにするとのこと。
いいじゃん~と話しをしていたらぽつりと、
「でもね、本当の1番の宝物は、僕の命なんだよ」
と教えてくれた。
息子は昔から4か月に1回くらい「神さま?」という発言をする。
その他の期間は、お母さんと僕のお尻、どっちがいい音鳴らせるか勝負しようぜって言ってます。

友人にもこの話をしたら涙出る~と感動してくれ、以来私たちの合言葉となった。

自分を宝物のように扱う。それってどういうことか。
食べるもの、着るもの、身の回りにあるもの、宝物を扱うのにふさわしいものかを判別する。

宝物を大切に扱わない人や場所からは、距離を置く。

大切にしてくれた人の言葉をしっかりと受け止める。

だと思う。私は長らく謙遜と謙虚を取り違え、せっかくほめてくれたり評価してくださったことを受け取らずお返ししてしまっていた。
今ポジウィル認定講座を受けていてロープレをしていると、良いFBをしていただくことも多い。そうすると自分を下げて謙遜したくなってしまう。
でも違う。私は宝物なんだからいただいた言葉は謙虚に、でもしっかりとありがたく受け止める。そうでないと相手にも失礼だなと思えるようになった。

どうせ私なんて、どうせ私なんか
この言葉を口にしていいことなんか、まじで一個もなかった。

いただいた言葉を栄養にして、責任をもって実践する。
そんなふうにしていきたいな。

ちなみにアパレルの友人は
「あなたこのままいけば石田ゆり子のような透明感ある感じになれそう。だいぶ近いよ!」とほめてくれる。
私はその言葉をしっかりと受け止め、目ん玉飛び出そうなプライスカードがついたコートを買った。

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