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神楽坂トラディショナルイタリアン「NODE」
金曜日、会社の同僚に誘われて神楽坂のイタリア料理店に行ってきた。
イタリアンと言っても、ピッツァ!パスタ!トメトゥソース!というのとはまったくちがい、フリウリ州というイタリア北部地域の郷土料理が堪能できるレストランだったが、そんなことは意に介さず参加したため知識ゼロで突撃してしまった。
スタジオーネと名付けられたコースメニュー。泡で乾杯。
■ 当店オリジナル パン デ フィロソフのパン
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■ 前菜2品盛合せ
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■ 温菜1品
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■ パスタ ※選択式
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■ 副菜1品
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■ メインディッシュ ※選択式
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■ ドルチェ2品盛合せ
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イタリアンと聞いてもピンとこないラインナップだけど、フリウリというのはオーストリアとスロヴェニアに国境を接している歴史的に複雑な土地とのこと。チャルソンスという餃子のようなパスタはチョコレートソースがかかっていて、それが「貴族のソース」ということらしい。貴族とはむろん、ハプスブルク家をさしている。
パスタは3種類から選べた(全員同じものを選ぶ仕組み)。こういうとき、間違いないものを選ぶか、冒険をして未知の体験を選ぶか、保守とリベラルの対決が起こりがち。わたしたちは後者の決断をして、無事チャルソンスを口にするという体験が得られた。
メインディッシュも4種類からの選択式で、所定のコース金額内が2種類、プラス料金がかかるものが2つあった。食に保守的なわたしの夫も同席していたのだが、彼がどれを選ぶかを予想するゲームで盛り上がった(見事に外れた)。
結局店員さんにメニューの説明とおすすめを聞いた上で、ラムのハンバーグを選んだ。わたしはラムとクミンを愛しているので最高な気分だった。スパイスを使うのはスロヴェニアから来ているらしい。
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ワインも提案してもらいながら、みんなで選びながら2本開けた。楽しかった。フリウリのワイン、スロヴェニアのワイン、などその地域の生産者のワインがたくさん揃っていた。わたしは赤ワインは軽めが好きなのだが、たまにはちがったものを試してみるのが楽しい。みんなと一緒だとお酒を飲むのも料理を食べるのも本当に楽しい。
わたしたちのテーブルについてくれた店員さんは、料理の知識も、ワインの知識も、フリウリ地方についても、お店についてもとても詳しくて、話を聴きながら勉強になった。
東京は色々な国・地域のおいしいものが揃っているから好きだ。
この日、5人中2人も昇進した人がいておめでたかった。仕事の話はそこそこに、旅したい場所、旅してよかった場所の話をたくさんした。
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