焼海苔敷設日
天気 曇時折るに晴 22/15
体重 0.4増(前回計測値比)
筋トレ やった
朝飯前詩集
吊防護
朝
熱い和紅茶
水
昼
自分で組成した海苔弁
もずくのおつい
ものすごつおい、と空目もできる、もずくのおつい
相当久しぶりに弁当を組成す
海苔とかつぶしを偏執狂的に貼付す
段々にするということをぎりぎりで想起す
なんとか2段にす
一番上の海苔の敷設後に画竜点睛として
奈良漬けをぽつ…と置きたかったけど
そのへんの奈良漬風味のパチモン買うのん嫌やしやめる
かわりに焼きたらこの薄切りを規則正しく並べてみた
久しぶりすぎて加減が分からんよーになったんか
(元から知らんだけか)
一合分の白ご飯をすべて詰めかけていることに途中で気づく
が、そのまま続行す
結果どむならん満腹
なんぞ
ヨーグルト風味の清涼菓子 数粒
夜
キャベツの焼いたん、塩で
ビア
短歌
なむなむと送る日も早や色づきて散る葉ともどもひと息に冬
口語譯
どーなりこーなり生きてるよーな日々にも秋は訪れますねやなぁ。
この辺になると年内のおおまかな予定も決まり、今年も人生のドンツキで足踏みしてるだけどしたと判決が下り、ふてくされてぶらぶらしてるうちにも、師走ですわ。
清涼菓子って語句が脳内に浮かぶと同時に、祖父が携行していた仁丹を思い出す。
その中身と同じようにツヤピカした銀色の金属のケースに入れたんが胸ポケットにいつもあった、と記憶する。
ケーキやクッキーの飾りに似てるし当然、甘いものだと思い込んで、一度だけ食べた。
掌に振り出してもらった銀色の小っちゃい小っちゃい粒を、なぜか祖父と凝視し合いながら奥の歯ぁで慎重にかみ砕き、その鮮烈なる苦みに震え上がった。
え”ーーっ。
これ苦いけど、これ苦いもんなん?
これなんなん薬?えっ、どっちかいうとお菓子?
え”ーーっ。
お祖父ちゃんはこれどういう時に食べるん?
うん口寂しい時って分かるよ、なんかしら食べたいなって思うときでしょ。
でもそゆときって普通、甘いのん食べ…
もう一回、ちょうだい…
え”ーーっ。
やっぱり苦いだけっ。飴、飴、飴ちょうだい。
普段は知性というより知能を疑われるほど無口なくせして、ひどく感情が動くと一転やっかましい子ぉだったなぁと我がことながら改めてがっかりする。ひっぱたいたろか。
苦みに驚くアホの子ぉを真似、目を大きく見開いてのちに笑みくずれる祖父の映像がわたしの脳内の磁気テープに残ってた。
どこまでが実際の出来事なのかはもう、分からないが。