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転職ではなく起業?女性が起業を決める話。【自己紹介Vol2】




1.退職時の私

起業の掟。
「ファーストキャッシュは退職前に!」
よく聞く話だし、至極真っ当な話。

けど、退職前の心理状態って、こんな余裕なんぞないし、
私みたいな二足の草鞋を履けない人種にとっては、
本業も復業も器用にこなせる訳がない。
そこに、家事、育児、本業の残業がのしかかってきて、
時間を作るには睡眠時間を削る他ない。

本業をしながら副業をして、
副業が軌道に乗ったら退職して独立!
なんて夢のまた夢。
一度は起業を諦めて転職にシフトチェンジ。
そこでも大きな壁にぶつかる。。。。


2.転職できるわけがない私。

転職活動を始めた頃は、実績や資格、経歴が評価されたので、
エージェントや企業からのスカウトは引くて数多。
対応に追われるほど、転職活動は忙しいものだった。

その中でも、新規事業の立ち上げメンバーの責任者として、
1名だけ募集をしている面白そうな会社があったので、すぐに応募。
書類選考も、役員面談も難なく通過したものの、
最後の社長選考で落選。。。

落選した理由は、私から提示した条件でした。

  • 保育園のお迎えに間に合うよう退社したい。

  • 土曜日は出勤できるが、日曜日は家族の時間も欲しいので休ませて欲しい。

  • 仕事の補填は退社後、自宅で対応する。

保育園のお迎えは私の担当で、
日曜日は家族の時間が欲しくて、
仕事でいつも家にいないお母さんは嫌なので自宅でできる仕事は自宅でやる。
この要望は、新規事業を立ち上げる責任者には相応ではないとの判断だった。

3.それはハンデか?と悩む私。

「そりゃそーだろ!仕事を舐めんな!」と思っている私と、
「じゃ、家事育児の分担はどうするの?夫と比重をイーブンにするのは難しいよ」と思っている私。

そして、極め付けは40歳の中間管理職であること。

ちょっと厄介である。
今ままでの経歴を活かす仕事であれば、新規事業立ち上げや経営企画に携わるのが良いと考えるけど、
この年齢なのに、2人目の子供はまだ1歳で手がかかるし、子供のことも日頃から気にかけて過ごしていきたい。

1人目の子供のとき、
職場復帰した頃は何とか結果を出したくて、がむしゃらに仕事をし、お迎えが閉園ギリギリになったこともしばしばあった。
寂しい思いをさせたのではないかと、今でも後悔している。

だからこそ、子供に負担がかかることは避けようと決めて転職活動を始めたが、そんな優しい会社はあまりなかった。

だとして職種を営業や事務に変えて探してみたが、
やはりピンとこず、転職活動を始めた頃のワクワクした気持ちが消えていった。

4.起業を考え始める私。

その時、目に止まったのが、フルコミットの不動産営業の業務委託。
ここで宅建士の資格が大いに役立った。
フルコミットなので、今の私にピッタリの働き方だと感動した。
早速、説明会に参加して、担当者と面談し、業務委託契約書をもらった。

契約書には「委託業務で獲得した顧客は、契約解除時に全て引き継ぐ」
となっていて、
ここで顧客をGETしたとしても、解約後は、顧客情報を委託者へ全て渡さなければならず、受託者からコンタクトを取ることは許されないというもの。
あくまでも、独立開業するまでのノウハウを勉強する期間だ。
委託業務契約では当たり前の内容。

働き方や、仕事を獲得するまでの動き方は、独立した時となんら変わりなく、結局、仕事は自分の足で探すしかない手法に、なんだか違和感を覚えて、「だったら、独立した方が早くない?」と考えが変わった。

会社員から独立した不動産業者の方にも相談したが、
「独立した方がいいよ!大変だけど、自分でやったことは全て返ってくるし、自分の責任で仕事ができるから楽しいよ。」
と背中を押してくれた。
夫も自営業をしているので、そこは難なく快諾。

5.女性こそ起業すべきと考える私。

自分の「年齢」「実績」「経歴」「資格」があればあるほど、
転職活動は難航するし、自分が納得できる結果が得られない。
(それは私の話です。)
「家事」「育児」も「仕事」もやりたいを叶える、
そして、満足している自分の姿になっている将来は、
一体どの道なのかを、慎重に考え、勢いで行動することが大事なんだと
身をもって実感した。

そして、女性こそ、起業をすべきなのではないかと考え始めた。


次回は「えっ?起業できない⁉︎有休消化に苦戦する話」です。

起業を考え始めた時に読んでいた本をご紹介します。
店舗の物件を紹介するならば、立地戦略も学ばねば!と考え、
立地戦略の基礎を勉強する時に読んでいました。


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