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デザイン x ビジネス・アーキテクチャ模索中その2:マッピング
1ヶ月ほど前「デザイン x ビジネスアーキテクチャ模索中」という記事を書いた。今日はその2。
デザイン畑からきた私。エンタープライズ・アーキテクチャチームで右往左往して3ヶ月。前述の記事から1ヶ月。
デザインとエンタープライズ・アーキテクチャの交わるところがちょっと見えてきた。これなら私のデザインスキルと経験が活かせそう、というポイント。
それは、マッピング。
サービスデザインではよくビジュアル的にわかりやすいマップを作る。ユーザージャーニーマップとか、サービスブループリントとか。要件定義すらMuralにポストイットを貼りまくってやる。私はその「マップを作る」という作業プロセスを通して、ユーザやビジネスのことを理解し、そしてできたマップを使って(あるいは一緒にマッピングして)皆で同じ理解に辿り着くようにする。
エンタープライズ・アーキテクチャでも色々とマッピングをするようだ。EAの勉強をしていると、いろんなマッピングが出てくるのだ。
ビジネス・モデル・キャンバス、ビジネス・ケーパビリティマップ、バリューストリームにインフォメーションマップ。マップだらけだ。
テクノロジ側でもデータモデルやらインテグレーションやらをマップしてる(私はビジネス・アーキテクチャ担当なのでテクノロジ周りのマッピングは他の人がやっている)。
今のチームは、テクノロジ系のダイアグラムの他は、ほとんどをエクセルでやっており、それがこのチームの今までのやり方だったようだ。それにチームのほとんどの人が、耳に頼ったコミュニケーションに特化したひとばかりで、オンラインミーティングでもみんな画面シェアもしないで延々と話している。よくてエクセルの画面共有だ。
私は視覚優位型なので、これでは会議で話された内容がサクッと入ってこないし、頭に残らない。私はマッピングして理解し、それをみんなに見せて私の理解は当たってるかな? ってやりたいのだ。
チームに入った時はエンタープライズアーキテクトのなんたるかも、フレームワークも手法も何もわかっていなかった。だから、どういうやり方がいいのかもわからないので、提案もできなかった。デザイン手法だったらここでMuralを使っていろんなものをマッピングして、視覚的に理解、状況共有をするのに、と思いつつ、じゃあエンタープライズアーキテクチャではどういうふうにしたらいいの? どんなマップを使うの? がわからなかった。
それが3ヶ月経って、なんとなく見えてきた。
今はTOGAFの勉強をしてとにかく基礎を固めようとしている。そして職場で実践して練習中。まだ、型を覚える段階だ。でも、もうしばらくしたらそれを自分なりにカスタマイズして、私なりのデザインxビジネス・アーキテクチャができるようになりそうだな、という予感がしてきた。
今後のキャリアを作っていくのにも一役買いそう。