マイノリティが悪いですか？

最近彼(至ってノーマルの人)と話していて、結局マイノリティの私が悪いの？と思うことがいくつかあったのでもやもや解消の為にnoteにまとめます。

過去の恋愛関連について彼と話していたときの事。
友人だと思っていた異性に気付いたら好かれていたという経験が何度かある。一応言っておくがこれはモテる自慢とかではない。
私はパンセクシャルなせいか、性別を気にしながら人間関係を築いていない。友人は友人。性別問わず2人で遊びに行くし電話もする(勿論恋人には断りを入れている)。私は友達として楽しく過ごしていたつもりでも、相手は私と恋人になれるだろうと思ってしまいその気で告白されるというパターンが多い。
正直に言って、告白されるとショックだ。異性として見られてたんだ…というショック。私は友人として接して、友人としての気遣いをしていたのにそれが下心のように思われていたのかな、と考えてしまう。
これを彼に話したら、
「瑛恋は性別で見ていないけど、大半の人は性別を意識しているから期待持たせてるような行為を無意識にしているんだろうね」
と言われた。
すごくすごくモヤモヤする。じゃあどうするのが正解だったのだろう。異性と友人になる度に私はパンセクシャルですとカミングアウトしないといけないのか？というか世の中の人たちはそんなに異性を恋愛対象として常に見ているのだろうか。感覚が分からないのでどうしたらいいのか答えがでない…。

もうひとつは彼とスキンシップをとっていた時のこと。
私はノンセクシャルだがスキンシップは好きなので 傍に来て欲しい、ハグして欲しい など甘える事がある。私が彼に甘えてくっついていたら、
「シたい？」
と聞かれた。彼は私がノンセクシャルなことを知っている。シたいかシたくないかでいうとシたくない。シたくないというか、なんの感情も湧いていない。スキンシップをしているとき、私は幸せだなぁ、好きだなぁという気持ちに浸っており、性欲は全く湧いていない。ノンセクシャルなのを分かっているのになぜそんな質問を…？傷付けると思うからシたくないとは言えないしどうしよう…。と困ってしまい、適当にはぐらかしてしまった。
何度もノンセクシャルについて話をしているので彼もそれなりに理解をしてくれているとは思うが、やはり完全に理解はしてもらえないんだなぁ…と少し悲しくなった。好きな人に対して性欲が湧かないという感覚は、性欲が湧く人には理解できないのかもしれない。

お互い歩み寄れたら理想的だが、はやりマイノリティが折れて合わせるしかないのだな、と思った。マイノリティなのが悪い事なのかなぁ…なんて、少し考えてしまう。そんな事はないと思いたい。