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ペットショップの1日
ペットショップで売られている犬猫を見たことある人は多いかと思いますが、状態はどうでしたでしょうか?
身体、爪、耳、足裏、目ヤニ、お尻の汚れ
キレイに手入れされていましたか?
これはお店によるかも知れませんがどのお店もほとんどある程度は綺麗にしてあるのではないでしょうか?
それは見た目がカワイイ、綺麗じゃないと売れないからですね。
生体が入っているショーケースのなかは綺麗でしたか?
汚いと印象悪いですよね。これも綺麗に見えるところが多いと思います。
ペットショップでは見た目を綺麗にしろと上から耳にタコなくらい言われているはずです。
ここからは私が以前勤めていたペットショップの話です。
朝
スタッフの出社。
夜の間に糞尿で汚れてしまった生体達はその気配を感じてダンボールの中で大きな声で鳴き始めます。
まずはダンボールの中でご飯をもらいます。
ご飯を食べ終わった子からブラシで体の汚れを取り、ショーケースに入れられます。
ショーケースに入れる前に首根っこを掴み、持ち上げブラシでバリバリと固まった便と目やにを削ぎ取ります。
生体は痛くて鳴き声を上げます。
それを次々とこなします。
見た目はある程度綺麗に見えますがニオイはとれません。スプレーをふりかけたりしてごまかします。
ブラシだけではニオイが取れないため、週に1.2回はシャンプーをします。
本来、犬のシャンプーは月に1回程度で十分なもの。
逆にシャンプーのし過ぎは子犬に対してメリットは無くデメリットでしかありません。
(詳しくは別回で)
昼
ショーケースの中でお客さんに見られながらお昼ご飯をもらいます。
それからブラッシング。
爪切りやシャンプー。
その後はまた、夜ご飯までお客さんのお相手をしながらショーケースで過ごします。
ショーケースの中での過ごし方は眠ったり、おもちゃで遊んだり、外の様子を伺ってみたりしますが、子犬、子猫は1日のほとんどを寝て過ごす為大体は寝ている事が多いです。
しかし、眠くてもおもちゃで遊んでいる時でも体調が悪くても、怖くてもお客さんがいれば関係なくスタッフにケースから出されて抱っこされます。
夜
夕方の時間を過ぎるとご飯の時間です。
またショーケースの中でご飯をもらいます。
ご飯を食べ終わった生体は順番にバックルームのダンボールへと返されます。
夜中はお客さんに見られることは無いのでブラッシングは無しです。
そして、スタッフのいなくなった暗いバックルームで朝が来るのを待ちます。
ペットショップの1日
読んでいたき、ありがとうございました♪
毎日毎日、生体達はどんな気持ちで過ごしているのでしょうか。。。
離れ離れになったお母さんや兄妹の事を思い出したりしてるのかな。。。
お客さんの賑やかな声をどんな気持ちで聞いてるんだろう??
そんな事を考えてしまいますね。