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大塚国際美術館で1日遊ぼう

大塚国際美術館に行ってきたよ~!

01.大塚国際美術館って何



徳島の鳴門にある美術館。
本物ではなく、陶器でできたレプリカの美術館である。
しかし、レプリカであることを逆手にとった自由でボリュームのある展示になっている。
詳しくは後述する。

02.行こうと思ったきっかけ



夏休み、私は本当は高知(好きなキャラが縁のある土地)に行こうとしてたんだけど、あれこればたばたして予約をキャンセルしてしまった。
何かよさげなところに行きたい。できれば大阪にすぐ帰れる場所で、暑くないところ。今年はまだ酷暑だ。
そこに浮上してきたのが大塚国際美術館だった。
楽天トラベル経由でバスの予約ができた。日帰りで、10時ごろ着の便を選ぶ。出発する前日に予約した。楽でいいなあ~。

03.バス乗って移動


インターネットで予約したチケットを印刷しておいて朝から準備……となりたかったけど印刷するチケットを間違えているのに気づく。気づいてよかった。家にプリンターがあるとこういうとき便利。
某バスターミナルから徳島行きのバスに乗った。
すごく眠かったのでバスで爆睡した。体力温存できて良かったけど。
目的地が近づいたから起きていようとしたら、渋滞が始まりそこから一時間ぐらい余分にかかった。地図を見ると淡路島と徳島の間で詰まっていたようだ。
バス旅行はこれだから予定が狂うんだよなあ。乗り換えがいらないのは楽なんだけど。結局ついたのは11時ごろだった。
朝ごはん早かったので、まず美術館のレストランで腹ごしらえしてから回ることにする。

04.レプリカだからこそできる展示



一番上の現代展示から見始めたのだが、作品の多さにまず驚いた。
そして絵が大きい!!
印刷物やネット上だと、有名な絵でも縮小されたサイズで見ることが多い。実際のサイズで見られるのは感慨深い。
とにかく点数が多く、壁一面に絵がある。
また、レプリカだからか普通の美術館にいる監視員がおらず、「これ以上絵に近づいてはいけない」という柵もほとんどない(一部の作品にはある)。おかげで開放的な展示になっている。
陶器であることを生かして、絵の具の盛り上りの強い一部の絵では表面の凹凸も再現されている。横からよく見るとざらざらして盛り上がっている。要チェックだ。

05.好きな絵


私は宗教絵が好きなので、キリスト教関連の絵がたくさん見られたのは楽しかった。
「受胎告知」を集めている部屋があって熱かった。あとオカルトっぽい作品も好き。
点数が多いので何かしら見たことのない作品がある。知らない作家を知れたのはよかった。
レプリカを作る時点である程度有名だと思うが、どうやってレプリカにする作品を選んでいるのだろう。

06.美術館構造広すぎ


大塚国際美術館は、めちゃくちゃ広い。事前に理解していたので興味の薄いところはなるべく早歩きで回ったが、それでも興味がある領域すべてを見ることはできなかった。
美術館は一応順路を設定してはあるが、好きなジャンルがある人はその作品がある階に直行した方がいいと思う。そうでないとその展示にたどり着く前に時間切れになる。
逆に言うと、一日中屋内にいられるので、夏場の観光先としては優秀である。屋外の展示もあるが、熱中症を起こすほどには多くはない。
大阪からだとなんばや梅田のバスターミナルから高速バスに乗っていける。高速バス乗り場から美術館が近いので徒歩移動も少ない。
夏もどこかに出かけたいが、熱中症は嫌だ!という人にはおすすめできる。

07.来館しやすくする工夫

美術館内部にはそこかしこに来館しやすくする工夫がなされている。

そのひとつはスマートフォンの充電スペースである。ベンチや自動販売機の近くに置いてある。撮影自由のためあれこれ写真を撮り、スマホの電池を消耗してしまうので、このような工夫はありがたい。
また、今回は名画に関するコスプレ衣裳も用意されていた。


ひとりで巡っていたので恥ずかしくてやれなかったが、SNSに写真を投稿する人には楽しいと思う。

08.美術館としての突っ込みどころ


しかし美術館としてはかなり商業的であり、それゆえの突っ込みどころもある。
そのつっこみどころは「国際」の名のわりにほとんどが西洋・キリスト教がらみの絵だということだ。この内容なら「西洋美術館」とするのが筋なのでは。
私は宗教画が好きなので前もってそういう美術館だと知ってたらそのつもりで来たのに。おかげで中世の西洋画のコーナーを見逃した。
よく言えば親しみやすく、悪く言えば俗っぽい。
真面目な美術館というより、美術のテーマパークみたいな気がした。

09.今日食べたもの


最後に今日食べたもの紹介。


併設されているレストランのからあげランチ。美味しかった。
わかめや鳴門金時などの徳島の特産品が使われているのがうれしい。わかめの味噌汁には魚のあらが入ってた!何の魚かわからないけど嬉しい。
値段は1500円。
店はセルフサービス。食べ物を取りに行ったり食器を返却口に乗せたりは自分でやらなくてはならない。その分気取らなくて楽ではあった。

おやつはケーキを食べた。
パネルでおすすめされてたものにする。

ケーキセットは950円!
なんとコーヒーがポットで出てくる。味はまあ……微妙かなあという感じだが量の多さに「居座っても構わない」というメッセージを感じる。
ケーキは焼き菓子にクリームと果物乗せたもの。上のぶどう美味しかった。
売ってたアイスクリームも美味しそうだったな~。
カフェの座席も数が多くてあとの人のために早く店を出なくては……と焦らずに済んだ。



帰り道のバスで食べる用のドライトマトも買ったよ。障害者施設で作られているみたい。
お土産屋ってお菓子に偏りがちなのでこういうヘルシーなものはありがたい。
味は干したトマトの味……しかしお出かけ中は野菜が足りなくなるので素朴な野菜の味が助かる。

以上です。楽しかった!

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