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生誕140年 YUMEJI展大正浪漫と新しい世界行ってきた 感想
あべのハルカス美術館の夢二展に行きました。
実際には別の博物館に行こうとしていたのだが、大阪マラソンのせいで移動が困難になり、急遽天王寺に向かってあべのハルカス美術館に来た。マラソンあるのすっかり忘れてたよ。
急な予定変更だったけど面白かった。
紙ものかわいい
紙かわいいねえ〜!! 紙ものデザインが好きな人は楽しいと思う。
時代を超えてもかわいいと思えるモダンでおしゃれな絵がすごい。
和風のような洋風のような、どちらともとれる絵柄が独特だった。
着物の女性とか和柄とかテーマは和風なのに、すらっとした絵柄やモチーフの配置は洋風っぽさがある。
しかし撮影OKだったのはほぼ油絵だけだったので紙ものの写真はない。
画家、デザイナー、プロデューサーとして
夢二は多才な人だったんだなあ。
この展覧会に飾られているものは、油彩、印刷物、掛け軸など多岐にわたる。
中には人形もある。ひとつだけだけど。
夢二といえば美人画と和風モダンな図案という印象だったが、並べて見比べてみると実にさまざまな作品がある。
描かれる女性の身体のバランスも徐々に変わっていっている。テーマも変化していた。
たとえばヨーロッパで外遊中の風景画はかなり洋風になっている。ヨーロッパのものを描けば絵も洋風になる。言われなければ日本の画家だとは気づかないかもしれない。
日本の文化発展と共にあった作品
夢二は文学作品の装画、楽譜のイラスト、雑誌の表紙など実にさまざまな仕事を受けていた。
絵のキャプションにも聞いたことがある名前がたびたび登場している。
夢二の展示なのにあたかも明治から大正、昭和初期の歴史を追っているようだ。
夢二が美術的な絵だけでなく、他人の作品のために絵を描くイラストレーター的な職人仕事をしていたから、こういう展示になるのだろう。
展示の中では関東大震災にまつわる展示が興味深かった。
夢二は関東大震災後の東京を描いた「東京災難画信」を制作していた。
夢路の絵を通して、関東大震災が当時の人にとってとても深刻な災害だったことがわかる。
その他、展示の雰囲気など
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この日は混雑も落ち着いていて、安心して展示を見ることができた。
絵や印刷物などの展示物以外も、アンティークっぽい椅子を置いたり背景を工夫したり、演出にこだわってるのがよかった。
着物を着てくると割引になるため、着物姿で来ている人がちらほらいて目が楽しかった。
あと、おばさま方がかわいい絵やグッズを見て「あら、かいらしなぁ〜!!」とコテコテの大阪弁で言っているところを見ると元気出る。
ひとり客の男性も結構いたなあ。何となく夢二は少女趣味という感じがしていたけど、かわいいに性別はないのかもしれない。
SNSに展示を投稿すると絵はがきがもらえるキャンペーンもやっていたので今回も投稿しておいた。
キャンペーンのノベルティがなくてもSNSには投稿するけど、キャンペーンがあると祭りに参加してるような楽しさがあるのでいい。展覧会は祭りだから参加しないとね。
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もらえる絵はがきはランダムでほしいやつ当たらなかった……でもこれはあくまで展示のオマケなので仕方ない。
ミュージアムショップでは犬の缶バッチを買いました。かわいい。
ミュージアムショップのグッズはかわいいものが多かった。お金があれば散財したかったな。
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