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大阪歴史博物館の川瀬巴水展行った


風景画の版画の展示

大阪歴史博物館の川瀬巴水の展示を見た。
撮影禁止なので場内の写真はないけど、名前を知らなくても一枚ぐらい知ってる絵はあると思う。
日本中を巡り風景版画を作った人だった。関西にもやってきていて、地元の観光地や有名な寺院神社の風景もあった。絵に地元が描かれていると私はちょっとうれしい。
戦中は苦労したようだが、戦後は海外でも活躍した。サンタクロースがいる愉快な絵もある。かわいい。
版画は一枚しかない他の絵画と違って、ある程度の量産が可能だ、それゆえに美術だけではなく、職人芸としての美しさがある。
イラストや配色が好きな人は好きだと思う

濃淡やグラデーションが美しい


前述のとおり版画には印刷物としての側面があるので、一点ものの美術とは違うよさがある。
たとえば刷るときにインクにグラデーションをかけて濃淡を表現する。
さらに普通の色の上にグラデーション刷りをかけると、もっと微妙な色を表現することができる。
たわしを使って傷をつけ、色が乗らないようにするテクニックも紹介されていた。あえてランダムな要素を付け加えることで、作品の質を高めるところは面白かった。
巴水は刷りを行う職人同士を競わせ、作品のクオリティを上げたらしい。商売としては正解だったのだろうけど、仕事としてはひりつく環境だったかもしれないな。

ミュージアムグッズ買った

展覧会オリジナルのミュージアムグッズもよく、2つ購入した。
ひとつは文庫本の大きさのブックカバーである。440円と手ごろな値段だった。
紙のブックカバーは消耗品のため、こういうミュージアムグッズで見かけると買ってしまう。余らせていても場所を取らないしね。
クリアファイルもないのに袋を断ってしまい、かばんの中で折れた。愚か。博物館に行くときは、紙ものを入れるものを持っていかないとなあ。
もうひとつはクリアしおりである。こちらの440円。4種類のしおりがひとつのシートに入っている。
様々なところのグッズで見かけるクリアしおりだが、薄いのでちょっとしおりとしては使いにくい。スマートフォンの透明カバーの中にでも入れようかな。

常設展も見た

常設展の料金も払ったのでぶらぶら見ていた。
久しぶりに来たら面白かった。
こないだ祠破壊ネットミームがはやっていたけど、大阪市内の祠についての展示があって熱かった。
大阪市内、祠多いよね!?
後大阪の蛇神信仰、「ミーサン」についての展示もあった。うちの近所もこの信仰あるんだよ。
久しぶりに見ると前に気づいてなかったものが見つかるなあ。

↓頒布物はこちら


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